2020 淑徳巣鴨中学|学校説明会レポート①

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淑徳巣鴨中学校説明会レポート①(2020年7月19日)


本日はオンラインで行われた淑徳巣鴨中学の学校説明会を、受験ドクターの浦野一弘講師がご紹介いたします。

明治通り沿いという良好な立地の淑徳巣鴨中学。埼京線板橋駅、都営三田線西巣鴨駅、都電荒川線庚申塚駅から一本道で行くことができる。バスを利用すれば池袋駅などからも通学可能。
正門をくぐるとまず目を引くのが初代校長・長谷川良信先生の胸像。他にも像が立ち並び、生徒たちが登下校の際にこれらの像に向かって挨拶をする姿が印象的だった。
校舎は本館が7階+地下1階の計8階層、さらに別館や2020年に完成したばかりの感恩館がある。
本館の3階脇に屋上庭園があり、生徒たちに開放されている。階の移動は階段の他、エレベーターも利用できる。
作法室と呼ばれる和室風の部屋が本館7階にあり、仏教学校の一面をうかがわせる。
校庭がやや狭いため、主に部活動用に屋上を開放している。
今回の説明会は本館地下1階のアリーナ(体育館)で行われた。なお、同フロアにはスジャータ(食堂)もある。

2019年に創立100周年を迎えた淑徳巣鴨中学。学校理念である「感恩奉仕」は、自分が生まれたことや「おかげさま」に常日頃から感謝し、世のため人のために生きるというもの。100年間で世の中が大きく変化しているが、この「感恩奉仕」の心はいつの時代にも変わらない大切なものとして受け継いでいかなければならない。一方で世の中が大きく変わり、ただ知識を身に着けるだけでは生きていけなくなった。これからの時代を生き抜くためには、「自ら考える、創造する力」も養っていかなければならない。
淑徳巣鴨中学ではただ知識を身に着けさせるだけでなく、その知識を使って「主体的」に考えること、自分が持っている「可能性」を信じて行動すること、他者を「尊重」して「協働」することを教育を通じて実践し、これからの時代を乗り越えられる人を育成する。
淑徳巣鴨中学は「学力伸長度(入学時と卒業時とで学力がどれくらい伸びているかを測るもの)」でベスト5に入っているほか、「今勢いのある中堅校」にも名を連ねている。

バス
都営バス[堀割停留所]…徒歩0分
池袋駅東口より8分(⑥⑦⑩⑫⑬乗り場)
Hareza池袋より6分
王子駅、王子駅前駅より12分(⑧⑭乗り場)
電車
都営三田線[西巣鴨駅]A3出口…徒歩3分
JR埼京線[板橋駅]東口…徒歩10分
東武東上線[北池袋駅]東口…徒歩15分
東京さくらトラム(都電荒川線)[庚申塚駅]…徒歩4分

2020年7月19日に行われた淑徳巣鴨中学の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は淑徳巣鴨中学ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©淑徳巣鴨中学

プログラム

校長ご挨拶

夘木幸男校長より、学校理念、教育方針についてお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

学校理念、教育方針

・もとは女子校、現在は共学。初代校長である長谷川良信先生が「女性が社会の中で活躍することが国を豊かにすることだ」という考えのもと淑徳巣鴨中学を設立
・彼の言葉に「潜在的仏性を顕在化する」がある。これは「人に眠る可能性を表に出させる」という意味であると解釈できる
・「感恩奉仕」――生まれたこと、「おかげさま」に感謝し(感恩)、自分の力を世のため人のために使う(奉仕)こと
・時代の変化に対応するための「気づき」の教育。持っている知識をどう使うかを主体的に考え、行動していく
・「自分の可能性を自分で信じること」「様々な他者を尊重し、協働して社会変化を乗り越えること」を身に着けることを掲げる

学校制度について

中学2年学年代表の桂正俊さんから学校制度についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

取り組み紹介

中1・中2の学習習慣がその後の成績に大きく関わることを提示し、それを進めるにあたって障害となる「不安・悩み」「30分の学習時間差」「振り返り不足」を解消するための取り組みを紹介。それを実践した例として中3の2人の生徒が共に登壇し、プログラムの効果などを説明。

不安・悩み

入学前の「生活と学習の記録」、入学後の「チャレンジノート」に不安や悩みを書き込む欄を設けているほか、入学前の登校日に個人面談を実施し聞き取りやアドバイスを行う

30分の時間差

朝テストが月水金にあり、それに向けた勉強をしていくことで学習習慣をつけてもらうほか、前述したSSCは4時間プログラムとなるため、約1週間分の遅れが取り戻せるようになっている

振り返り不足

BSC(放課後補習プログラム)の実施、試験前に学習計画表を自分で作成し実行してもらう。PDCAノートを作成する

在学中に外部模試・検定試験の受験は必須。先取り教育も随時行う。
外部調査における授業の満足度は非常に高い(92%)が、100%を目指してさらに改善していくとのこと。

令和3年度入試について

入試広報部長の石原克哉先生より入試についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

令和3年度入試について

・スーパー選抜→2/1~2/3、4科または国算2科、2/3のみ国算英3科で受験可
・国算の合計点数を優先。ただし国算で合格点に届かなくても4科または3科で合格点に届けば合格
・特進→2/1、2/4は国算の2科。2/2は「未来力入試」とする。
・未来力入試→「総合試験」「算数1科目試験」のどちらかを選択。「総合試験」は「思考の基礎力」「思考の展開力」を試験で、公立中高一貫校の適性検査のような試験問題とのこと
・帰国子女入試はスーパー選抜コースのみ、12/5午前に行う。内容は4科または3科受験と面接
・英語を使用する試験において、英検3級以上を取得している児童は試験を免除し、英語を満点とする
・スーパー選抜申し込みで特進に、特進申し込みでスーパー選抜に合格する場合がある(スライド合格制度)

LINEの公式アプリを開始。今後の説明会やオープンスクールの最新情報も配信するとのこと。

学校訪問を終えて

今回の説明会全体に参加した折、学校理念である「感恩奉仕」が学校全体で実践されているのだと肌で感じるできごとが2つありました。
1つは、説明会の会場に向かう際や学校見学を行っている際に、生徒がこちらから挨拶をする前に挨拶をしていたことです。それも1人や2人ではありませんでした。「自分を支えてくれている誰かに常に感謝をすること」を、他者への礼儀として実践していることに非常に感心しました。
もう1つは、司会進行役やパネリストとして登壇してくれていた生徒に対して、「緊張していたのによくがんばったね」と先生が壇上で労いの言葉をかけていたことです。台本にそう書かれているとは考えにくいので、本心からの発言と思われます。常日頃から生徒への最大限の気配りを心がけているからこそ、そのような発言ができるのだと思いました。
ただ単に学力を上げるだけでなく、人として大切なことを学校全体で学び取る姿勢が強く感じられた説明会でした。
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