2019 サレジオ学院中学校 |学校説明会レポート



サレジオ学院中学校学校説明会レポート(2019年10月5日)


本日はサレジオ学院中学校学校へ、受験ドクター講師の市村 史帆先生が行ってきました。
テニスコートが12面、広いサッカー場、バスケットボールのコートが2面とれる体育館など、広い土地を利用しのびのびと活動できる環境が整っています。サッカー場は休み時間にサッカーをする生徒たちでにぎわうそうです。
校外施設として、長野県に野尻湖山荘があります。中学1年生の夏休みに実施する林間学校の舞台となります。

本年度開始時より全学年にiPadを配備、学習に役立てています。
中学入学時の男のお子さんはまだまだ幼く、そのようなお子さんを大切に育てるのが男子校だと考えています。
教育方針にご賛同いただける方はぜひ受験をお考え下さい、とのことでした。

横浜市営地下鉄グリーンライン
北山田駅より徒歩5分

2019年9月20日に行われたサレジオ学院中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問はサレジオ学院中学校ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©サレジオ学院中学校

プログラム

校長ご挨拶

鳥越 政晴校長より、サレジオ学院中学校の教育に関するお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

教育について

聖ヨハネ・ボスコが起こした教育修道会により設立された本校では、「自分の目の前で困っている人に対して手を伸ばせる人になってほしい」という思いで生徒の指導にあたっています。本校は「25歳の男づくり」という言葉を掲げています。それは、18歳で本校を卒業したその向こうにも人生が続いており、社会に出て新人の時期を過ぎた頃には社会に貢献する人物になってほしいと考えているためです。
勉強のスキルだけでなく、メタ認知(自分自身を客観的に認知する力)の視野を含めながら学んでいける場を作っています。
まず、勉強に加えて大切にしている、イタリア研修、フィリピン英語研修、世界各地の姉妹校との交流。次に、今年生徒の動きに新しいものが見られており、探究的な活動を生徒が自ら始めています。3つ目に、ボランティア活動。代表的な例として、日本に来て働く外国人の多い静岡県浜松市で、その子どもたちに勉強を教えるボランティアを行っています。最後に、サレジオ祭。ここでは数値目標や企画立案など、社会に出ても必要になるスキルを学んでいます。いずれも、対話的、主体的、深い学びの機会になっていると考えます。

現役生パネルディスカッション

中学1年~高2までの現役生よりパネルディスカッションお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

現役生パネルディスカッション

現役でサレジオに通っている生徒たちに先生が質問する形でパネルディスカッションが行われました。毎年好評を得ている企画だそうです。
質問は、①サレジオ学院に入学した理由、②サレジオ学院のここが良い、③サレジオ学院のここはちょっと…と思うところ、④家での生活リズムについて、⑤中学受験の思い出・受験生へのメッセージの5項目でした。
①について、中学1年生からは「無邪気で楽しそう」、2年生からは「文化祭に訪れたところ、生徒と先生の距離が近く魅力的だった」、高校2年生からは「兄弟が通っていて楽しそうだったから」という声がありました。
②について、中学2年生から「敷地が広くきれい、部活動のための設備が充実している」という声がありました。テニスコートは12面備えられているそうです。また、高校1年生からは、「中学卒業後に高校入学までの間に行われるイタリア研修旅行がとても素晴らしかった」というお話がありました。
➂については中学1年生から「宿題が多い」という声も。最初は緊張していた生徒さんたちも、高校2年生から「女子がいないこと」という冗談が出るほどリラックスしていました。
④家での生活については、皆さん宿題は校舎に残って終わらせる、部活のない日に進める、テスト前に集中する、など様々でした。高校2年生の生徒さんは、この秋から大学受験に向けて勉強を始めたそうです。
⑤中学受験の思い出、受験生へのメッセージとしては、中学1年生「直しを手抜きしたところ成績が下がって大変だったので、みなさん宿題はきちんとやりましょう」、高校1年生「本番で緊張しないよう模試や1月の受験で慣れておきましょう」、高校2年生「12月に模試で成績が伸びて油断してしまった結果、サレジオ学院のA試験に落ちてしまいB試験で合格しました。最後まで気を抜かず頑張りましょう」など、経験者ならではの言葉を聞くことができました。

学校生活について

入試広報部長の朝倉広明先生より算数の入試についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

学校生活について

10月14日まで、説明会で使用したスライドをホームページに掲載中です。
A試験での倍率がおよそ2.3倍、B試験での倍率がおよそ4.7倍となっています。A試験では6割~6割5分得点できれば合格するのに対し、B試験では7割の得点が必要となります。しかし、どちらの試験も問題の難易度は同レベルですから、あきらめずに挑戦してください。
大学入試改革の影響を受け、本学でも記述を書かせる問題が増加傾向にあります。また問題文章自体も各教科長くなってきていますので、対策が必要です。
特筆すべき点として、2019年度入試から社会科が分野別の出題ではなく長いリード文の総合問題になりました。本年度も変更はありませんので、総合問題に関しては2019年度入試の過去問を参照の上、練習してください。
11月度の入試説明会では各科目の教師が説明を行いますので、ふるってご参加ください。 

学校訪問を終えて

校門を入ってすぐ、ジャグリング部の練習が行われていました。生徒の皆さんが体操服で活動しており、これは「元気いっぱい体を動かしてほしい」という学校の考えあってのことだそうです。パネルディスカッションにて「生徒と先生の距離が近い」という言葉が出てきましたが、進行を務めていらっしゃる先生とのリラックスしたやりとりからもそれが伝わってきました。
「おっとりした、人畜無害タイプの生徒が多い」という先生のお言葉、また保護者がお子さまを入学させたい理由として「雰囲気が良かったから」という声がある通り、和気あいあいとした雰囲気の学校でした。