2017吉祥女子③ |学校説明会レポート



吉祥女子中学校説明会レポート(2017年10月11日)


本日は吉祥女子中学校へ、受験ドクター 吉祥寺校校長、桑田 陽一が行ってきました。
7月より「新5号館」の建設に着工。2018年9月に「新5号館」が完成予定。
3Fに大小2つのカフェテリアが入り、200人程度の集会やグループ活動に利用可能。

校長先生も、広報部の綾部先生も、「社会に貢献する自立した女性の育成」という建学の精神の下、生徒の自主性を重んじた教育を行っていることを繰り返し強調されていました。
学校紹介DVDでは、授業や学校行事の風景に加えて、在校生や卒業生のインタビューが豊富に紹介されていました。卒業後も学園に愛着を持って、定期的に訪れている卒業生が多いようです。

JR中央線・総武線・地下鉄東西線直通 西荻窪 下車 徒歩8分
西武新宿線 上石神井 から「西荻窪駅」行バスにて15分
地蔵坂上バス停下車 徒歩8分

平成29年10月11日に行われた吉祥女子中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は吉祥女子中学校ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©吉祥女子中学校

プログラム

校長ご挨拶

吉祥女子中学校 藤本 典子 校長より、
吉祥女子中学校に関するお話ありました。

その中から一部を紹介いたします。

創設の歴史

・今年で創立79年を迎える。
・守屋荒美雄(地理学者・帝国書院創設者)・守屋美賀雄(数学者)の2人の学者によって創立。
・設立当初より「社会に貢献する自立した女性の育成」を建学の精神として、社会で活躍する女性を育てることを目標にしている。
・創立者は敬虔なカトリック信者であったが、多様な価値観を尊重するため、学園には宗教色を持ち込まない方針をとった。
・英語教育では、ネイティブ教員を2名増員して5名とし、大学入試改革にもより充実した対応の出来る態勢を整えている。
・来年、創立80周年を迎えるのを機に、この7月から「新5号館」の建設に着工した。2018年9月完成予定。

教育理念

広報部長の綾部 香先生より
吉祥女子中学校の教育理念についてお話しがありました。
その中からいくつかを紹介します。

学校の特色

・通学時間は半数以上の生徒が60分以上。
・建学の精神「社会に貢献する自立した女性の育成」の下、3つの校是
   知的好奇心を育みましょう
   言葉と行動に責任を持ちましょう
   互いの価値観を尊重しましょう
・国公立大学合格者数が増加中。
・理系選択の生徒の割合が50%を超えた。
・中3でのカナダ語学体験ツアーや交換留学制度など、国際交流も盛ん。
・卒業生の満足度の高い6年間。「吉祥は私たちのホーム」

2018年入試について

・試験日・募集定員等、2017年入試と変更無し。
・インターネット出願を導入。入学手続までWeb上で完結する。
・携帯電話や時計の持ち込みは禁止。
・おやつ・飲み物は試験の合間にとることが出来る。
・インフルエンザ・骨折など、特別な事情がある場合には別室受験可能。
・追加合格は入学手続締切日である2/7から、新入生説明会開催日の2/11の間に電話連絡。2/11を過ぎて連絡することはない。

入試について<社会>

社会科教員の関 詩乃先生より
社会科の入試要項についてお話しがありました。
その中からいくつかを紹介します。

社会の出題

・歴史・地理・公民の3分野から出題。歴史・地理の配点がやや厚め。
・知識を問う問題、思考力を要する問題をバランス良く出題する。
・歴史分野は「流れを理解する」ことが重要。並べ替え問題は年号暗記を要求しているわけではない。
・地理分野では、グラフや統計資料の読み取りを必ず出題する。
・公民分野では、時事的な問題に注意を払ってほしい。
・出題形式は例年通り。
・記述では部分点あり。設問の指示(「1行で」など)に従うこと。

入試について<国語>

国語科教員の山田美香子 先生より
国語の入試要項についてお話しがありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

国語の出題

・説明的文章・文学的文章・漢字の大問3題構成。随筆を出題することもあるが、その際には内容によって説明的文章か文学的文章のいずれかとして出題する。
・文学的文章では「登場人物の内面を読み取る」こと、説明的文章では「筆者の考えの道筋を理解する」ことが読解の中心。

入試について<理科>

理科教員の大神 賢司 先生より
理科の入試要項についてお話しがありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

理科の出題

・物理・化学・生物・地学の4分野から大問1題ずつ出題する。
・1~3回の難易度は同一。
・吉祥女子の授業では、実験や観察から考察し科学的思考力を養うことを重視している。
 入試でも実験を題材とした問題を出す。
・グラフを必ず出題する。比例・反比例のグラフとは限らない。

入試について<算数>

数学科教員の丹野雅広 先生より
算数の入試要項についてお話しがありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

算数の出題

・大問1…約30点(小問集合)、大問2・3…計 約25点、大問4・5…計 約45点の5題構成。大問2・3のいずれか1題、大問4・5のいずれか1題に記述式を出題する。
・記述式問題について
  問題設定にある数字を使って途中式を書いてほしい。問題にない数字が突然書かれていても、採点者には伝わらない。
  途中式に細かく部分点を設定している。
・基本問題は、早くかつ正確に解く力をつけておいてほしい。
・分野に偏りなく出題する。幅広い勉強を。
・応用問題は、途中の小問から規則性やヒントを得て解けるようになっている。

学校訪問を終えて

受験ドクター吉祥寺校からもほど近い、西荻窪駅から徒歩圏内の静かな住宅街という、大変良い環境に立つ人気の女子校です。
何度となく説明会や行事にお邪魔していますが、DVDを拝見したり、先生方のお話をうかがったりしている中で、在校生・卒業生から本当に愛されている学校であることを、毎回強く感じさせられます。