2020 田園調布学園中学 |学校説明会レポート②

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田園調布学園中学校説明会レポート②(2020年7月15日)


本日はオンラインで行われた田園調布学園中学校の学校説明会を、受験ドクター講師の市村史帆先生がご紹介いたします。

田園調布学園には、質問・相談できる先生や話ができる友達がいます。
休校期間が明けて以来、進路選択・生き方についての相談多くなったということですが、田園調布学園の先生は、生徒に寄り添っていこうという姿勢もっているので、安心してお子さんをお預けください、ということでした。
自分の居場所がある安心できる環境のある学校です。
学年200名5クラス(1クラス40名)で、クラス替え毎年実施、担任と精進日誌でコミュニケーション、ランチミックス、礼法の授業(学園長が担当)にて作法だけでなく心の教育も行っています。

東急東横線・目黒線「田園調布駅」下車→徒歩8分
東急池上線「雪が谷大塚駅」下車→徒歩10分

2020年7月15日に行われた田園調布学園中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は田園調布学園中学校ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©田園調布学園中学校

プログラム

学校長のご挨拶

清水 豊校長からご挨拶と教育理念についてのお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

女子校であるということ

まず、学校長の先生から3点お話がありました。
1点目は、「女子校であるということ」です。
田園調布学園は、1926年に日本郵船の外国船船長であった西村庄平氏の「これからは女子の教育が必要」と考えにより創立されました。
校長先生の考える女子校の良さとは、男の子はこうあるべき、女の子はこうでなければならない」ステレオタイプから比較的自由であることです。大学の進路選択においても、日本では理系学部の女子の割合は25%ですが、田園調布学園の卒業生は45%が理系を選択するそうです。興味関心をもつこと、体験することを重視した授業により、理系を選択する生徒多くなるのではないか、とおっしゃっていました。
また、今の多様化する社会の中で生きていくために、中高の間に、今の社会で生きていくとはどういうことなのか、女性はどういう壁にぶつかるのか、女性はどういう選択をしなければいけないのかを教えることができる点も挙げられていました。

どういう生徒に育ってほしいのか

お話の2点目は、「どういう生徒に育ってほしいのか」。建学の精神「捨我精進」は、「今の自分を越えて一歩前に進んでいく」という意味です。
中高の間に、自分の力で学校を変える、自分たちが社会を変えるという意識をもってほしい。6年間の中で失敗してもいいからいろんなチャレンジをしてほしい、国内だけでなく海外でも活躍してほしい、という思いから、2年前に、海外の大学の指定校推薦制度が始まりました。

最近の田園調布学園の様子

3点目は、「最近の田園調布学園の様子」として、6月に学校が再開してからのお話がありました。クラスを半分に分け、半分が登校・半分が在宅で授業を受けています。
webカメラを使い、自宅でzoomにて受講できるため、通常の時間割が再開となりました。
6/29から2学年ごとに全員登校、残りの学年は半分ずつ登校しています。

休校中の対応と分散登校の様子について

入試広報室長の細野智幸先生より休校中の対応と分散登校の様子についてのお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

休校中の対応

本校は新中学2年生以上の全員がクロームブックを1台ずつ持ち歩きます。そこで、3月中にはクロームブック、Googleクラスルームを利用して朝礼動画(生活リズム維持のため)、授業動画(新高3)、課題の配信などを行いました。春期休業中の受験補習 オンラインのライブ授業にチャレンジしたそうです。
4月中は『学校とつながっている』意識をもってもらおうと、新中学1年生にはクロームブックを貸与し、ZOOMでのオンラインライブ朝礼に加え、授業もすべての教科で始まり、オンラインライブ・動画配信・課題配信と多様な形態で行われました。課題を提出するなど双方向性を確保し、本校の特色である「体験から思考力を学ぶ」授業を重視、オンライン上でも実行しました。
5月には『生徒の活動を評価』するため、オンライン質問対応や保護者懇親会を実施したそうです。また、図書館では「こんな時だからこそ読んでみたい本」リストを作成、先生方のおすすめ本を紹介し、郵送による本の貸し出しを行いました。
6月に分散登校が開始してからは、通常の時間割も再開、リモートアンサンブルやリモート創作ダンスにも取り組んでいるそうです。委員会・生徒総会などもオンラインで実施したとのことでした。7月半ばからは6学年の一斉登校となっています。
すべての教科で「何ができるのか」考えながらチャレンジし続けた期間だった、というお言葉が印象的でした。

田園調布学園の教育と理数教育・土曜プログラム(探究)

副教頭兼教務部長の入英樹先生より田園調布学園の教育についてのお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

田園調布学園の教育

変化が大きく、速くなる社会においては「何ができるのか」が大切になるとの考えから、本校では「学校ルーブリック」を作成し、活用しています。
「基礎的な知識・技術を身につけるために地道に努力すること」「整理・分析」「表現力」など10項目設定し、卒業までに、「これができるようになった」を意識できるよう取り組んでいるとのことでした。
主な取り組みとして、クロームブックを用いた基礎力向上・学習習慣の確立・成績管理、
整理・分析する力をつけ、表現力を高めるために中高6年間で150実験、考察、研究を行い、レポートに自分の考えまとめ発表ですることが挙げられました。また、数学では生徒の興味・関心をひき出す協同探求型授業を行い、関数グラフアート全国大会で最優秀賞を受賞した生徒もいたそうです。
⑥自分とは異なる考え方を受け入れる、多角的・多面的な視野を身につけるため、
教科横断授業を数年前から実施。(例 数学・美術 デザイン定規 反比例、数学・理科 KAPLAブロックを用いた課題解決実験型ペアワーク 和の極限 物理 物体の重心)
社会に出て行ったときにさまざまな問題にぶつかった際、調べる、話を聞く⇒自分なりの答えを出すができる生徒になってほしいという思いがあるそうです。
土曜プログラム
コアプログラムは学年に応じて全員受講、マイプログラムは全5分野約170の講座から自由に選択し、専門家を呼んで実施するものです。
課題解決に向けて他者と協同、共創、広い視野をもち主体的に行動する力をつけることを目的とした講座や課題解決のスキルをモノづくりに結びつける講座の紹介がありました。生徒さんが実際に3Dプリンターを使用して作った受付ロボットの映像も見せていただきました。

2021年度入試について

入試広報室長の細野智幸先生より2021年度入試についてのお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

入試概要

すべての日程でウェブ出願となります。
2/1・2・4AMの試験はすべて4科で行います。
各科目とも小学校の教科書の内容にそった標準的な内容を出題し、各教科平均が60%程度になるように作成しているとのことです。
すべての教科で、特に思考力・表現力を問う問題が30%出題されます。
国語・社会は意見・説明記述、算数・理科は途中式・思考過程 資料・グラフの読み取りを行う問題が出されます。国語の2020年入試では、課題文を読み意見・根拠を記述する問題を出題したところ、完答12%部分点を取った受験生が75%だったそうです。
採点方法はひとりひとりの答案をていねいに見て加点要素があればその都度加点するため、意見・根拠を答案に残すようにしてほしい、良いところがあったらしっかりと見ています、と温かいお言葉がありました。
算数も同様に途中式の記述問題では答えが出ていなくても部分点をつけているそうです。
算数では得点差がつきやすいが、どの受験生も苦手を持っているものです。苦手を得意でカバーすれば受かるので受験者平均超える努力をしてほしい、とのことでした。

2/1PM 算数一教科
試験時間60分 テーマ:じっくり考えて取り組む
出題方針は4教科入試とほぼ同様ですが、生活に関わる内容を題材にした問題(統計グラフの読み取り等)についてはより文章量多くなります。

その他、複数回受験のメリットや帰国性入試についてのお話がありました。

入試広報サポーターズチーム

「入試広報サポーターズチーム」の生徒さんによる学校紹介がありました。
このチームは部活として活動し、学校紹介で話す内容や資料はすべて生徒さんが考えたものだとのことです。
①受験体験について
生徒からのコメントが紹介されました。成城学園を選んだきっかけとしては、「自身の活発な性格に合っていた」「綺麗で緑の多い校舎が気に入った」「自由な校風に憧れた」。自己流勉強のコツとしては、「すぐに質問、解決」「基礎をしっかり」「何度も復習」との声。成城学園の好きなところについては、「みんながフレンドリー、優しい」「伸び伸びしていて明るい」「楽しい行事が盛りだくさん」ということでした。モチベーションの保ち方については、「お気に入りの文房具を使う」「楽しい中学校生活を想像してみる」「友達と遊ぶ約束をする」というコメントがありました。
②英語教育について
英検対策や、ネイティブスピーカーの教員による英語表現の授業の紹介、スピーチコンテストの取り組みについて。授業用の音声をダウンロードして自宅で復習、「スタディサプリ」を取り入れた学習なども実施しています。
③理数教育について 各学年の学習についての発表がありました。理科が嫌いな人でも楽しむことができ、理科が好きな人はもっと好きになる授業、という言葉が印象的でした。

学校訪問を終えて

休校中の取り組みについてのお話が多くありましたが、どの教科でも「オンラインだからこそできること」、「対面だからできること」を考え抜き、先生方ご自身が新たなチャレンジをしている姿を生徒に見せようという姿勢が伺えました。
学校長先生のお話にもあった通り、生徒の悩みに寄り添い、チャレンジを応援してくれる学校だと感じました。
また、ICT環境の整備が進んでいる点も魅力的です。
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