最新記事 2019年08月30日

テーマ: 算数

計算の工夫がわかる!「根本原理 計算道場」 番外編

皆さん、計算練習は楽しんで取り組めていますか?
日々上達していますか?

あたりまえですが、算数において、計算ほど大切なものはありません。
どんな問題を解くにも、必ず計算処理が必要だからです。
どんな模擬テストも必ず計算問題からスタートしますが、ここで手間取ってしまうと
ペースがくずれてしまうもの。
「楽に・速く・正確に」なる計算の根本原理。
今回は番外編。小学生がやりがちな計算の順序のまちがいについてです。

<やってはいけない!間違った工夫>

みなさん、計算の工夫は心がけていますか?
順番を少し変えるだけで、簡単になる計算問題がありますね。

問:次の計算を暗算しなさい
98+97+101+2-1+3=

順番をすこし変えればあっという間ですね!
98+2+97+3+101-1=100+100+100=300

うんうん、楽しい。
ところが、これが危険なんです。

問:次の計算を暗算しなさい
200-7+93=

思わず、200-100=100としてしまいませんでしたか?
この計算ミスのパターン、お子さんの計算問題でごらんになったことがあるかもしれません。
計算の工夫をしようとする気持ちは○。
ただ、順番の入れ替え方にはルールがあることを、教わっていなかったのだと思います。

もう一つ例を挙げます。
問:次の計算を暗算しなさい
7200÷4×25=

こちらも6400÷(4×25)=6400÷100=64とやってしまいそうですね。

特に4×25=100を覚えているお子さんは、飛びついてしまうかもしれません。
正しくは、6400÷4=1600 1600×25=400×100=40000
(※途中、前回解説した【因数】に着目し、1600=400×4に分解。
4×25を先に求め、計算を簡易化しています。)

実は、この類のミスは、中学生になるとほとんど見かけることはなくなります。
正負の数を習う過程で、数字とその前の演算記号がセットであることを理解するからです。

小学生はまだ負の数の概念がありません。
そのため、四則演算の記号が数と数の間をつなぐイメージになっていることが多く
「-3+7」を見たときに、なぜ「3+7」を先にやってはいけないかよくわかっていないのです。
子どもからすると、「やりやすいところから工夫してやりなさい」といわれたからやったのに!という気持ちでしょう。

是非ご自宅で、計算の順番を変えるときのルールを伝えてあげてください。

<計算の順番を変えるときのルール>
ルール① 計算は数字と前の記号がワンセット
ルール② 入れ替えていいのは次のグループ内だけ
【+-グループ】【×÷グループ】
※グループをこえての入れ替えは厳禁

ルール①
演算記号と数字をセットにしてイメージするようにしましょう。
例えば、先ほどの「-3+7」の「3」と「7」の間の「+」は、「7」にくっついています。
「+7」なんですね。同様に、「3」の前の「-」は「-3」です。
演算記号と数字をセットで入れ替えるのはOK。
つまり、「-3」「+7」⇒「+7」「-3」として計算してもよいということですね。

ただし、ルール②
もちろん、計算の順序は「+-」よりも「×÷」が優先。
グループをこえて入れ替えるとルールが変わってしまいます。
「-4×5」⇒「×5-4」としてはいけません。
もちろん、()がついているのに、無視して飛び越えてもいけませんよ。

計算の工夫をするなら、正しいやり方で。
今回の間違いやすい計算の順序だけでなく、テストで間違えた計算問題は、ただのミスとして片づけず、その原因をきちんと把握しするようにしましょう!