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投稿日:2012年05月15日

テーマ: 算数 / 自由が丘校

脳と脳の戦い

日々算数を教えていると思うのは、算数の根本原理を如何に教えどのように使えるように持って行くかということです。

皆さんは、「算数」とはなんだと思ってますか?

式が合って答えがあっていればよいと考えていませんか?

いやいや、違います。

では質問です。「円とはなんでしょう。」

 

授業でも皆に聞くと、まずは「丸いもの~」とか「角がないもの」と安易に答える生徒が多いです。もう少し上を行くと、「半径があるもの~」と言います。「じゃ、半径って何?」「う~ん、点と点の距離が同じ」 お、そこまでいくといい感じですね。そうです、ある点から等しい点を打っていき、その点を結んでできたものが「円」ですね。そのことを知っていると、複合図形の問題、例えば、円と正方形でできている図形や、正三角形、長方形が絡まっている図形でも、点からの距離が等しいということを知っていて、その視点で長さや面積を求めていくと答えに辿り着くことができます。

そういった根本的な部分をきちんと教えて、問題を解くという作業をやってもらうようにしています。

そうではないと、すぐに式を書いたり、頭の中だけでごちゃごちゃやってしまったり、「答えが出たからいいじゃん」というように我が物顔でできた気になってしまっていたり。

それは本当に算数が出来たということではないです。

考えるという作業、それは国語でも理科、社会の他の科目でも大切です。

こちらも、ただ問題をやらせるより、考える問題を一緒に解いていった方が、授業も充実したものになります。(自己満足かもしれませんが。。笑) しかし確かに生徒の考え抜いた意見が聞けるので、小学生がどのように脳をつかって解こうとしているのが直にわかります。こちらも、どういう言葉をかけると通じるのかということが実際にわかってきます。双方にとってよいことなのです。

お互い頭を使って戦っていきましょう!