みなさん、こんにちは。
受験Dr.算数・理科科の川上と申します。
久しぶりの講師ブログですが、今回は算数の学習管理についてお話できればと思います。
受験Dr.の講師は全員、「目の前の1人を勝たせる」ことに全力を注いでいます。
そのための1つの要素である、学習管理の方法と成績向上に繋げる方法を一部ご紹介できればと思います。(すべて公開は出来ません・・・お許しください。)
また、私が個人的に行っている方法であるため、他の先生方と管理方法が異なる点もあることもあわせてご承知おきください。
我々講師は、受けたテストや解いた教材を拝見する機会が多いです。そして、講師によって手段や方法は異なるとは思いますが、間違えた問題に対するアプローチは深く踏み込んだものになります。
まずは以下の表をご覧ください。
私が実際に使っている表を一部抜粋したものです。(生徒が普段使用している教材を解いた結果を記録したものになります)
〇が正解、×は不正解、△はヒントを出して解けた問題、×〇は再度取り組んだら解けた問題です。
また、ここには載せませんが、解けなかった理由・原因・進捗についても記録しています。
ケアレスミス(ここも原因を7つに細分化しています)なのか、どこで躓いていて、どこまでわかっているのか、などです。
ちなみに、この「ミスを細分化して生徒の傾向をとらえる」ことと、「解けなかった問題の進捗を把握し、いつ、どのように解決させるか」の2点は成績向上に欠かせない要素であり、講師の腕の見せ所だと思っています。特にミスを減らすことが出来れば、得点UPに直結します。
テストが近づいてきたら、この情報をもとにテスト前に取り組む問題を決めることになります。ちなみに範囲の無いテストの際にはとても便利です。
また、定期的に行われるテストについても以下のような記録を取っています。
間違えた理由・原因を記録しています。(黒塗りの部分は企業秘密です・・・ごめんなさい)
緊張感のある中でお子様が受けたテストの結果は、非常に重要なサンプルとなります。
特にケアレスミスの傾向を知るために非常に大切です。次回テスト時に、気を付けるべきことを伝え、臨んでもらうことが多いです。
さらに、得点化可能性を含めた記録も行います。実際に得点できるまでの距離を測るためです。
実際に克服できたかどうかも重要な情報となります。詳細は割愛しますが、2学期の過去問演習時に役に立ちます。
最後に、テストにおける〇×を単元別に記録しています。(図は表の一部です。実際にはこの5~6倍ほどに単元を分けています)
単元別の〇×を学習計画に組み込んだり・・・と、この情報も様々使い道があります。
1学期の間にできる限りこれらの情報を集め、テスト前の学習計画や、夏期講習会~直前期の指導に活かしています。
ちなみに、この管理表をある生徒に見せたことがあります。(もちろん、その生徒本人のものです)
その時に言われた言葉に深く傷つきました・・・
「先生、普段は明るくてふざけて見えるのに、こんなに細かいんですね。ちょっとキモいです。」(原文ママ)
こんなこともあり、管理表に関しては直接見せることは無くなりました・・・が、今日も私は明るく元気いっぱいです(笑)
お話できない点も多々あり、大変恐縮ではございますが、少しでもご参考になる点があれば幸いです。
それでは、失礼いたします。
受験Dr. 川上亮