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投稿日:2009年10月15日

テーマ: 国語 / 国語通信

国語通信(10月号)

今月以降、合判模試を含め、主要なテストを受ける機会が多くなります。そろそろ入試が近づいてきたと実感する頃でもありますし、また、夏休みに頑張ったのだから成果がでて当然という期待もあるせいか、これらのテストで芳しくない結果に直面するたびに、今まで以上に落胆した御様子で当塾にお見えになるご父兄が増えています。そして、受験はもう無理なのではないかといった悩みをかかえる方も同様に増えています。恐らく今は親子共にストレスが最も溜まりやすい季節なのだろうと思います。その結果「学習相談」の機会が頻繁に訪れます。

 しかし、毎年このような「修羅場」を経験している私としては「この時期にうろたえてしまうような弱い人間に受験の資格ない。結果が出ないのは改善点がまだまだあるという証である。そこから着手すべし。結論は入試当日まで出ない。」という他ありません。

 以前、大手塾で上位クラスを担当していたとき、勉強によるストレスから血尿を出した生徒が3人いました。また、「うちの子が勉強しすぎて困っています。リラックスさせる方法を教えてください」と相談されたことも一度ありました。結局4人とも御三家に合格しました。当塾でこのような経験は未だありません。無理をしろといっているのではありません。問題はそこまで頑張ったうえでの悩みなのかということです。

 次に、教わった通りにやっていないことも敗因の一つです。何度も同じことを言われているのに定着しない。自分に甘いのか、重視していないのか、一つ一つを気に留める気持ちに欠けるのか、本気で受かりたい気がないのか、いずれにせよそれらを克服しようと努力したうえでの悩みなのかということです。

 さらに「テストで緊張する」ことを敗因にする生徒がいますが、親御さんが必要以上にプレッシャーをかけているのが目立ちます。親御さんは叱られて伸びるタイプのお子様でしたか?子供が気持良く学習できる環境づくりに努力されたうえでの悩みなのかということです。

悩む前にこれらを改善されることが先決です。