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投稿日:2011年06月14日

テーマ: 理科 / 社会

梅雨の話

ジメジメとしたうっとうしい天気が続いていますが、みなさんの学習は順調に進んでいますか?

ところで、「つゆ」はなぜ「梅雨」と書くのか知っていますか?

仮説1 つゆの時期はいつもの倍雨が降るため「倍雨」(ばいう)という説。多分俗説でしょうが。。。

仮説2 つゆの季節はものがカビやすいですね。カビを漢字で書くと「黴」。これは「ばいきん」の「ばい」の字です。そこから「黴雨(ばいう)となったという説。

仮説3 つゆの時期は梅の実が熟する頃であるため「梅雨」となったという説。

ちなみに、中国語ではこの時期をやはり「梅雨」と書いて「メイユー」と発音するそうです。

古代中国で仮説3の理由から「梅雨」という言葉が誕生し、それを日本人がいつの時代かに輸入して和語の「つゆ」に相当する言葉として当てたのではないか、というのが筆者の推理ですが、いかがでしょうか?

 

この梅雨の時期の代表的な植物はアジサイですね。

うっとうしい梅雨空の街角で青いアジサイの花を見かけると、しばらくじっと見ていたくなります。

幕末にオランダ商館の医師として来日し、長崎郊外で鳴滝塾を開いたシーボルトもこの日本の花をこよなく愛したとか。

ただし、アジサイの「花」は本当は花びらではなく「がく」です。

 

梅雨の時期は、湿気が多くなかなか眠れないことがありますが、睡眠時間は十分確保して下さい。

睡眠と記憶の関係は最近科学的に研究されています。

睡眠時間が十分でない人は、睡眠時間が十分な人に比べて、記憶が良くないことがわかっています。

理科や社会の知識の定着も十分睡眠を取らないと良くないと言えます。

もっとも、睡眠時間ばかりでなく、学習時間も十分取ることが知識の定着に必要なことは言うまでもありませんが。。。

 

 梅雨は平均6週間程度続きます。

今年は観測史上2番目の早さで梅雨入りしましたが、梅雨明けはどうなのでしょうか?

そして、梅雨が明けたら、いよいよ受験生にとって「勝負」の夏休みなのです。