最新記事 2017年05月19日

テーマ: 国語

読んだ今日から実践!『一緒に速読法』

みなさん、こんにちは。

今回、「読んだ今日から実践!『一緒に速読法』」をご紹介致します
国語科・社会科の清水です。

定期的に投稿して参りますので、どうぞ宜しくお願いします。

暑さが増して、いよいよ夏の到来を感じる季節になりました。
受験生の皆さんはGWを活用できましたでしょうか?
夏期講習は「受験の天王山」と呼ばれるほど大切です。
GWでの課題点や反省点をぜひ夏期講習に活かしましょう!

ここから夏期講習までの間は梅雨に入るため、
連日雨が降り続くことが予想されます。
室内で過ごすことが特に多くなることかと思いますので、
勉強の休憩時間などに適度なストレッチをして
体への負担を和らげるように心掛けましょう。

さて、今回私がご紹介させていただくのは
「読んだ今日から実践!『一緒に速読法』」です。

長らく中学受験科国語の指導をしておりますが、
特に初めての親御さんから多く伺うことが
「うちの子読むのが遅いんです…」
といったお言葉です。

ここで突然ですが、読者の皆様に問題です!

Q.中学受験生は1分間あたりおおよそ何字のスピードで文章を読み進めるべきでしょうか?

A.一分間で500字前後(長文が出題される学校の場合700字)が理想とされています。
(ちなみに、ここまでで、約500字です。)

500字というとかなりの多い気がしますね
(ちなみに大人の一般的な平均速度と同じ程度のスピードです。)

しかし近年、中学受験では文章は5000字を超える文章も多く出題されるようになりました。
中学受験では時間による制約(多くの学校は50分でその他、45分、40分などの学校もあり)
があるため、「速く読むスキル」を身に付けておきたいですね。

しかし、早く読むとなかなか内容を掴めない…
というお子様も非常に多いことが現状です。

「時間内に解き、しっかりと正解する」ために「ゆっくりじっくり」ではなく、
「速くじっくり」読めるようになることが望ましいですね。
では、どうしたら「速読」ができるようになるでしょうか。

と、その方法をご紹介する前に、
一つこの方法の大切なルールがございます。
「早く教えてください!」
という声が聞こえてきそうですが、
このルールは必ず守っていただきたいことです。

そのルールとは「継続」することです。

継続は力なり

目安としては1ヶ月間以上が理想です。
4・5年生は学年が変わるまで週に3回以上のペース、
6年生は過去問演習が本格的に始まる9月まで週4回以上のペース
で進められるとよいです。

当然ですが、一瞬で劇的に読むスピードが速くなる方法
(内容を一定程度理解していることを前提とした場合)はありません。

ですが、諦めないでください。
きちんと継続して続けることができる簡単な方法です。

お待たせいたしました!
それでは「誰でもご家庭で実践できる!『一緒に速読法』」をお伝えします。

その方法とは ズ・バ・リ「親御様による音読」です!

「はい?先生。勉強するのは我々ではなくて、子供ですけど…」
「音読ではなくて速読を知りたいのですが…」
と思われた方も多いはずです。

当然、親御様だけが音読されていても仕方がありません。
つまり、「親御様の音読にお子様がついていく」ということなのです。

さらに簡単に言い換えると、
親御様が音読されている部分を、お子様が目とペンで追っていくということです。

下の図を見てみましょう。

shimizu2

まず、親御様はお子さんが追えるスピードで音読を行います。
(初めのスピードは、日常で親御様が大人と話す際に話しているスピードと同じくらいが目安となります。)

お子様は親御様が音読されている箇所を「目」で追って読み進めていきます。

その際に、ペン先でおよそ5字先を指し進めてください。(図は分かりやすくするために鉛筆を用いましたが、実際は色が付かないものを使用することを強くオススメします。)

あとは、同じことを繰り返していくだけです。
たったこれだけです。

この「速読法」は、目を上下させることにより、
目の筋肉を鍛え「追い進めること」の練習になります。
ペンが少し先にあるため、文章の読み飛ばしを防ぎ、
追うことの訓練になります。

「先生、子供の音読ではだめなんですか?」
と思われる親御様もいらっしゃるかと思います。

音読は「読みの強弱をつける練習」には適していることですが、
今回のテーマである「速読」は音読よりも効果が高いです。

また、音読は、読み手(お子様)にペースが委ねられているため自由度が高く、
読めない字があると一旦止まってしまうため、「速読」の目的が薄れてしまいます。

そして何より、上記に挙げたような状態で続けていくと、
読み手(お子様)のヤル気が下がってしまいます。

この方法ですと、お忙しい親御様でも、
1日5分でこの「速読法」の練習を一緒にすることができますし、
専門的な知識が必要ないため、継続もしやすいです。

文章は小学生向けの短編の文章(4~6ページで1つの文章構成)がオススメです。
ジャンルは問いませんが、曜日ごとに説明文(論説文)と物語文(小説文)を交代で読んでいくとよいです。

また、お子様が読んだことがない文章を扱うことが理想です。
一度読んだことがある文章ですと、展開が想像しやすくなり
「目で追う練習」の成果が薄くなってしまうことがあります。

また、1週間ほど続けるとお子様が親御様の音読のスピードに慣れてきます。
そのため、週ごとに少しずつスピードを早めていくと効果的です。

ただ、早口言葉になってしまうと追えなくなり効果が薄くなってしまうため、
スピードをあげるときは少しずつにするとよいです。

冒頭でもお伝えしましたが、
「継続」することが大切です。
まずは1か月、週3、4回のペースで
ぜひ、実践してみてください。

以上、「読んだ今日から実践!『一緒に速読法』」でした。

次回もどうぞご期待ください。