最新記事 2018年05月07日

テーマ: 算数

超・苦手な人向け 分数の基本イメージ① サイフ理論

算数・理科担当の大木快です。

テストでミスが多い、というお悩み、多いですね。原因は人それぞれですが、計算ミスに関していうと、ミスしやすい場所は…
分数。

どんなに苦手なお子様でも、小6になって分数ができない、ということはまずありません。(怪しいな、ということはありますが)

でも、初めて習う時の大変さといいますか、産みの苦しみといいますか…楽な道のりではなかったはず。たとえば

分数÷分数

の意味が正しくイメージできるかというと、大人でも難しい。面倒くさいので、結果だけ覚えてしまった方が楽だったりしませんでしたか。

イメージ不十分で詰め込むと、どっちがどっちだったかあやふやになるということが起こります。繰り返して上手になっていくものではありますが、やはり楽しくイメージしたいもの。

そこで、今回は一風変わった、効果的なイメージを紹介します。

真分数・仮分数・帯分数の基本イメージ

まず真分数。
分数 苦手1

変形の余地がないので、真分数という言葉はあまり意識することがありません。忘れても大丈夫。

続いて仮分数。
分数 苦手2

あたまでっかちなイメージ。

これを帯分数にすると、
分数 苦手3

声に出すと、
「1と10分の7」
分数 苦手4
ということでしたね。

サイフ理論登場

さてさて、ここで、サイフをイメージしてください。

1を「お札」

分数 苦手5

お札が1枚と、小銭が7枚入っているサイフ
ということになります。

例題

分数 苦手6

基本のやり方はこうです。瞬時にできるとは思いますが、あえてスロー解説すると、

分数 苦手7

こんな感じでしょうか。ここで、サイフ理論登場!えっ、サイフ理論とは何ですかって?
「人間は、小銭よりお札が好き」

これがサイフ理論。
分数 苦手9
というのは、

小銭ジャラジャラのサイフ
なんですよ。

お店のレジを思い浮かべてください。前の人の商品が総て読み取られ、レジに540円と表示されます。そのお客は1000円札を出し、店員さんが「1000円お預かりします」と言ったその瞬間、
「40円あります!!」

この光景、だれしも一度は経験されているはず。果たして、そのお客さんはサイフの中をジャラジャラあさり、5秒、10秒… このわずかな時間の長いこと。

人間って、そんなに小銭が嫌いなの??

嫌いなんでしょうね。だって、もしここで40円を出さなければ、

460円もの小銭が返ってくる

→サイフの中はさらにジャラジャラになってしまう!じゃないですか。
人のことばかり言ってますが、自分も同じことをやりますよ。ただし、
先に40円を出してから、1000円札を出すようにしています。「同じだろ」って言われてしまいそうですが。

まとめ!サイフ理論

分数 苦手9
すなわち17枚の小銭のうち10枚は1枚のお札に両替できるので、
お札にして、札入れの部分に収納する
分数 苦手10
ということなのです。サイフがすっきりして満足できました。

ちょっと待てよ。
小銭だろうと、お札だろうと、
金額が同じなら、お金の本質って同じじゃない?
と思った方、鋭いです。
金額が同じなら、本質的に等しいことに気づいてしまったら、最早お札に両替することは意味を成しません。
そうです。小学校を卒業すると、帯分数表示は消えてしまうのでした。中学生になると、途端に仮分数表示に統一されてしまいますね。

こうして、物事の本質に気づくという事が、大人になるということであると、分数を通じて再認識することができました。
ジャラジャラを嫌って、小銭を目の敵にした私。でもそれは、お金を目の敵にしていたことになるのですね。反省します。

いかがでしたか。
こういうどうでもよさそうなことを考えることで、少しでもイメージが豊かになることを願っています。

続きはまたいつか。またお会いしましょう。