最新記事 2012年05月15日

テーマ: 受験情報 / 国語 / 自由が丘校

セミナーブログ

さて、ここに2名の生徒がいます。
1名は、物語文が得意で偏差値が60以上、ただし論説文が苦手な生徒。
もう一人は、論説文や物語文が出題されても偏差値が50前後をいったりきたりするレベルの生徒。
どちらが、将来、国語が足を引っ張ることになるでしょうか?

結論から言うと、両方です。

どちらも共感レベル(なんとなくわかる)で国語を解いているので、論理的に設問が作成されている入試問題(そうでないと、正解が複数出てきてテストにならない。)になってきたら息詰まるでしょう。

特に、難関校は共感レベルでは解けない問題ばかりなので、塾のテストは点が取れても、入試問題では点が取れないという逆転現象が起きます。
だから、あわてて過去問対策として個別を利用する生徒が多くなるのです。

冷静に考えるとこれほど非効率的な学習はありませんよね。
塾のテストはいいですから、塾では大丈夫ですよと太鼓判を押されます。
しかし、過去問を解いてみると全く解けない。
これは、単に難しい問題だったでは片づけられない根本的な問題があるのです。

もちろん、どんなに上位生でも難関校の問題は簡単に解けませんし、御三家レベルならなおさらです。しかし、それでも、やはりこの問題はこういうレベルを求めてきてるから、今の自分のレベルでは解けないなーと納得しながら解くのと、やはり難しかったーで終わるのでは、そのあとの学習の質は全然違うと思います。
では、中学入試で国語ができるようになるとはどういうことをいうのでしょうか?
ずばり、志望校の入試問題が解けるようになることです。
そのためには、指導者が入試問題に精通しているのはもちろんのこと、論理的な読解や解法を心掛けてなぜ、そういう解答になるのかを筋道立てて教えられるようにしておかないと難しいでしょう。さらに、国語には予備知識というものも教えていかなければなりません。
これは、文章の主題や要旨にかかわるもので、道徳的価値観をベースにしたものです。

そして、これは個別で教えていて実感することなのですが、国語は個別で教えるべき科目です。なにしろ、本当に子どもの読解力は千差万別なのですから。
特に、しっかり物事を考えられるタイプの生徒は、個別ではないとその能力をつぶしかねません。

個別は、どとらかというと塾についていけない生徒の補習というイメージがあると思いますが、それは一面で、本当は物事をしっかり考えられる生徒こそ、活用していくべきだと思います。
後半へ続く。