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投稿日:2009年06月09日

テーマ: ニュース / 受験情報 / 国語 / 国語通信

国語通信(6月号)

当塾に通っている生徒の多くは他の大手塾にも通い、且つ大量の宿題をこなしつつ、土日はテストと、時間の全てを勉強に充てているのではないかと思われるくらい受験生として申し分ない過ごし方をしているように見えますが、問題はその時間の使い方、つまり「質」です。まさか机に向っているだけの時間(ボーっとしている時間)も「勉強時間」としてカウントしていないでしょうね? なぜこのようなことを申し上げるかといえば、「同じミスを繰り返す」「定着度が低い」と指摘される生徒があまりにも多く、学習時間を十分とっているなら、そのような事態に陥ることなど客観的に見てあり得ないからです。それは「毎日のように塾に通っているのに成績が伸びない」という理由にも通じます。他生徒と同じ授業を受け、同じくらいの勉強時間をとっているのに差がついたり、前記のような結果になるのは、(能力の違いも少しは関係あるかもしれませんが)本当にやるべきことをやらず、こちらの指示と違った優先順位の低いものに時間を費やしたり(本末転倒の努力)、復習不足、受験生としての当事者意識の欠落、または、そもそも受験が本人の意志ではなく、勉強も親の意向に従ってやるだけの「いやいや作業」になっている、などが考えられます。さらに言えば、仮にやる気はあっても多忙な学校生活を含め他に頭を巡らすことが多く、受験のことが二の次になっているからかもしれませんし、いつも「勉強、勉強」と言われ続け少し嫌気がさしているせいかもしれません。もし、「本当は受験勉強などしたくない、地元の公立校でもいい」というのであれば、それでも構わないと思います。夏休みをトコトン遊びで費やす。それも一つの考えです。しかし、「いや、自分のために受験がしたいんだ、志望校に行きたいんだ」と強く願い、「受験への道」に一歩でも足を踏み入れたなら、もう覚悟を決めてください。受験生はこの先(夏休みを含め)中途半端なことはできませんし、後戻りもできません。そうとなったらあらゆる煩悩を消し、合格するための最善の策を追求することのみに時間を費やしてください。「では、何をすべきか?」、それは改めて言うまでもなく、講師に言われた事項を日々忠実に実行することです。