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投稿日:2009年06月10日

テーマ: ニュース / 受験情報 / 社会

五月雨を集めて早し最上川

関東地方も今日から梅雨入りしたそうです。梅雨にちなんだ俳句をひとつ。

五月雨を集めて早し最上川

季語は「五月雨」。「さみだれ」と読みます。旧暦の5月は現在の6月にあたりますから、「五月雨」とは梅雨を意味します。作者は、松尾芭蕉。江戸時代前半期の元禄文化を代表する俳人です。芭蕉が東北地方の旅の途中、山形県に立ち寄ったときに詠んだ歌です。最上川は日本三大急流のひとつ。

この俳句の関連事項もおさえておこう。

元禄文化:江戸前期の文化。文化の中心は上方(京都・大阪方面)。町人文化。

元禄文化を代表する人物:近松門左衛門(人形浄瑠璃)、井原西鶴(浮世草子)、菱川師宣(浮世絵)、松尾芭蕉(俳句・『奥の細道』)

化政文化:江戸後期の文化。文化の中心は江戸。町人文化。

化政文化を代表する俳人:与謝蕪村、小林一茶

三大急流:最上川(山形県)、球磨川(熊本県)、富士川(山梨県・静岡県)

庄内平野:最上川が流れる山形県の平野。

紅花:最上川流域で栽培されている紅色の染料。

おうとう:山形県が生産額が一番多い果物。

 

梅雨はうっとうしい時期ですが、梅雨が明ければもう夏休みです!勝負の夏休みの前に、一学期で学んだことがらは今学期中におさえておきましょう。