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投稿日:2010年07月03日

テーマ: 未分類

負け方

さて、昨日W杯でオランダがブラジルを撃破、さらにひいきのヤクルトスワローズが4連勝と最近、スポーツ観戦尽くしの私です。

この間は、空いた時間を利用して神宮球場で野球観戦してきました。(もちろん、一人です。)

昨年まで、神宮球場の近くに住んでいたので、(もちろん高級マンションではありません。普通のアパートです。エレベーターも付いていません(悲))よく一人で、サピックスの休みの日にナイターで野球観戦していました。だから、一人で野球観戦は結構習慣化されています。それに、意外と一人でナイター観戦するサラリーマンや主婦、OLの方も多く、さみしさは感じませんでした。

まあ、それはともかく、サッカーの日本代表の戦いぶりを見ていると、負け方も大切だなと思うのです。

日本代表は、W杯前4連敗で、日本の批評家、サッカーファン、にわか日本代表ファンの失望や怒りを買っていました。マスコミもさんざん岡田監督などを叩いていました。でも、これが逆に、チームの結束、いい意味での開き直り(期待されてない→やってやろうじゃん的な発想)、プレッシャーからの解放を生み出し、誰も予想していなかった決勝トーナメント進出という偉業を成しえたのです。

これと反対の状況だったのが、前回のドイツW杯だったような気がします。

つまり、負ける=マイナスととらえるのではなく、それをうまく利用する。そのうえで、勝負どころでは勝てるようにしていく。先ほどの日本代表の例でいえば、カメルーン戦、デンマーク戦です。とくに、カメルーン戦で負けていたら、日本は決勝トーナメントに進出できなかったと思いますので、ここで勝利を収めてのはとても大きかったと思います。

では、受験生にとって負けてもいい試合ってなんでしょう?

そうです、これから行われる合不合などの模擬テストですね。

間違わないでいただきたいのは、ただ単に悪い結果でも気にするな、という精神論を述べているのではなく、しっかりと戦略を立てて、本番の練習として取り組んでいくということ、しかし、失敗しても別に入試ではないし、次に、もう一度作戦をたてなおして挑めばいいという気持ちで取り組んでほしいということです。そして結果が返却されたら、分析するのです。正答率50パーセントのところでどれぐらい間違っているのか、苦手な単元は何か、自分の志望校のレベルはどんな感じか、自分は志望者の中でどのくらいの位置にいるのか、などのデータを集めるのです。

戦略の立て方は、例えば国語であれば、

①文章の読み方、設問の考え方を意識して解くようにする。

②得意な文章ジャンルから取り組む。

③選択肢の正答率を上げていく。

④記述で△をもらうようにする。(無理して○を狙わない。)

⑤時間配分を考えておく。

などでしょうか。

このようにしっかり目的を持ってテストに臨めば、たとえ成績が悪くても、収穫はあるのです。

七転び八起きの精神で頑張ってください。

次回は、センター模試(日能研)、組分けテスト(四谷)、マンスリーテスト(サピックス)の攻略方法を簡単に述べていきたいと思います。(あまり、詳しくは言いませんよ。企業秘密ですから(笑))