最新記事 2020年10月05日

テーマ: その他

併願パターンをどう決めるか①

みなさんこんにちは、受験ドクターの久米です。

 
夏休みが終わって1か月あまり経ち、
一週間の生活リズムがつかめてきたころだと思います。
9月の模試の結果も出て、志望校対策に本格的に取り組む時期です。
そろそろ志望校としていくつかの学校を考え、
受験のパターンを決めていかなければなりません。
今回は具体的な学校名も交えながら、主に東京都と神奈川県の皆さんを対象に、
典型的な併願パターンと戦略をご紹介します。

 

①2/1午前に第一志望校を受け、その後に合格可能性の高い学校(抑え校)を受ける
②2/1午前に抑え校を受け、合格を確保したうえで、その後に第一志望校にチャレンジする
③第一志望校の日程は全て受け、残りの日程で他の学校を受ける

それぞれについて詳しく見ていきます。

 

①2/1午前に第一志望校を受け、その後に合格可能性の高い学校(抑え校)を受ける

開成・麻布・駒東や桜蔭・女子学院・雙葉、早実や慶應普通部など、
難関校には2/1午前しか受験の機会がない学校が多くあります。
また、上記の理由で高偏差値帯の受験生が分散しやすいので、
複数回受験機会があるほとんどの学校では、2/1午前が一番合格しやすいです。
したがって、①のパターンで受験する小学生はかなり多いと考えられます。

 

②2/1午前に抑え校を受け、合格を確保したうえで、その後に第一志望校にチャレンジする

神奈川県男子の最難関校である聖光・栄光や慶應湘南藤沢は2/2、
浅野や慶應中等部は2/3が試験日です。
このあたりの学校を第一志望としている方は②のパターンになるでしょう。

 

③第一志望校の日程は全て受け、残りの日程で他の学校を受ける

受験機会が複数回ある学校を第一志望にしている方はこのパターンになります。
例えば男子校の早稲田は2/1、2/3の2回、共学校の渋谷教育学園渋谷は2/1、2/2、2/5の3回、
豊島岡女子は2/2、2/3、2/4の3回受験機会があります。

 

併願校を受験する意義は大きく分けて2つあると思っています。
1つ目は、第一志望が不合格だった場合、実際にお子様を通わせて、
公立中学校よりも良い学習環境をお子様に与えてあげることです。
公立より面倒見が良い私立中の方が安心できるというご家庭は多いと思いますが、
第一志望以外ならば公立中学に行かせるという考えのご家庭もあると思います。
ご家庭の考え方次第で併願校の受験戦略はずいぶん変わってきます。

 

2つ目は、2/1から2/6の短い中学受験期間において、
精神的な立ち直りの機会を持つことです。
1回の不合格が、お子様やご家族に与える影響は、模試の比ではありません。
行く気がない学校でも、内心無理だなと思っていた難関校でも、
不合格になると精神的な重圧が本人やご家族にのしかかります。
これをはねのけて実力を出ことは、受験日程が進むにつれ、加速度的に難しくなってきます。
早いうちに合格校を持っておくと、精神的な余裕を持って試験に臨めます。
お子様の性格やご家庭のスタンスによって多少の違いはありますが、
2/1午前午後、2/2午前午後の4回の受験機会のどこかで、
合格可能性の高い学校を受けることをお薦めしたいと思います。

 

 

併願校を決めていくにあたって、考慮すべきポイントは3つです。

A:合格可能性が高い学校が入っているか
B:お子さんを通わせてもいい学校なのか
C:第一志望校と出題傾向が似ているか(特別な対策が必要な学校なのか)

 

A、Bについては今回説明したので、次回Cについてご説明いたします。

 

 

それではまた。受験ドクター、久米でした。