メニュー

投稿日:2016年05月15日

テーマ: お悩み解決 / その他

成績が上がるノートの使い方

みなさん、こんにちは。受験ドクターの亀井章三です。

 

勉強で成績を上げるためには何が必要でしょうか。

わかりやすいテキスト、ボリュームいっぱいの問題集。

たしかに成績が上がりそうです。

しかし、もっと簡単に成績を上げるものがあります。

 

それは「ノート」です。

1

 

今回はノートについて書かせていただきます。

 

<ノートを書くだけで終わっていませんか?>

お子様の机をちょっと見てください。いったい何冊のノートがあるでしょうか。

4冊?10冊?それとも20冊?

 

ノートを使って勉強するのは一般的ですが、

果たしてノートを効果的に使うことができているでしょうか?

ノートを効果的に使うことができれば、間違いなく成績は上がります。

 

では、その理由と方法をお教えいたしましょう!

 

 

<正しくノートを使うとは?>

「ノートを使う」というのは、ノートを使って板書を写したり、

問題集の問題を解いたりする、という意味ではありません。

 

ノートに記録された内容を読んで知識を確認したり、

もう一度問題を解いて前回との比較をしたりすることが、

「ノートを使う」という意味です。

 

先生の説明を聞きながらノートに板書を写すことはかなり難しく、

どちらかが疎かになってしまいます。

お子様の中には、色使いから図の大きさまでこだわって、

かなりの時間をかけてノートに書き写していく子もいます。

 

しかし、その力作を家に帰ってから読んでいるでしょうか?

あるいは、テストの前にもう一度読んでいるでしょうか?

 

先生が話した大事なポイントを、ノートに書き写すことに

集中していて聞き漏らしてしまい、それでいて書き写したもの

を再び見ないわけですから、知識が曖昧に定着してしまうわけです。

 

そんな状況を打破していくために、まずは板書の全てを書き写す

ことをやめてみましょう。先生が「ここ大事だよ~」と言った部分や、

赤字で強調した部分のみノートに記録しておきます。

 

図形の学習のときも、授業中は定規・コンパスを使って

正確に図を描く必要はありません。フリーハンドでおお

よその形を描いておけば充分です。

2

 

<ノートは1科目3種類作りましょう>

ノートは1科目につき、「記録用」「見る用」「復習用」の3冊作りましょう。

塾によっては、提出用に「宿題用」のノートを準備する必要があります。

 

記録用ノートは、塾の授業中に問題を解いたり、説明をメモするのに使うノートです。

ここから必要な部分を、見る用ノートに清書していきますので、丁寧に書きすぎる

必要はありません。

 

見る用ノートは、問題を解くうえで大切なポイントや、知識のまとめを

選んで書いていくノートです。記録用ノートの中で、赤字で書かれた内容や、

蛍光ペンで囲んだ部分を書き写していきましょう。

その際、授業の内容を思い出して、自分なりの一言メモを加えるとさらに

効果的です。

 

復習用ノートは、テスト・模試・過去問演習などで間違えた問題を貼って、

再度解くためのノートです。

1問で見開き2ページを使うと良いです。

キャプチャ ノート

復習用ノートは、自分の苦手な単元や問題が何ページもあるので、

自分専用の弱点対策問題集のようなものです。

また、2回目でも間違ってしまった場合は、「再復習用ノート」を作って、

さらに凝縮された弱点対策問題集にしていっても良いです。

3

 

<今回のまとめ>

いかがでしたか。ノートには「記録する」だけでなく、「書いたものを見る」ことや

「内容を比較分類する」といった役割もあります。

 

1種類のノートでは、いろいろな役割を使い分けることができず、

結果として書き写すだけのノートになってしまいます。

 

ぜひ、役割に応じてノートを使い分け、そして書いた

ノートを見て使いましょう。同じ内容を繰り返し見る

ことこそ、知識をしっかり理解する王道です。

 

次回は、「競技かるた式、スーパー記憶術」について書かせていただきます。

プロ講師直通ホットライン 0120-955-568