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投稿日:2009年08月06日

テーマ: ニュース / 受験情報 / 社会

学問に王道あり!?

 ビジネスの世界ではよく「20・80の法則」ということばを聞きます。「商品全体の20パーセントが売上全体の80パーセントを生み出す」というものです。これは、経済学者のパレートが発見した経験則でパレートの法則とも言われています。

 「20・80の法則」は、社会・生活の様々な側面に応用できます。たとえば、「会社の従業員の2割が売上全体の8割を生み出す」とか、「売上の8割は2割の顧客から」とか、「納税者全体の2割の高額納税者が全体の8割の所得税を払っている」等々バリエーションがあります。

 パレートの法則を中学受験の社会の勉強にあてはめてみましょう。すると、「社会の全単元の20パーセントから全体の80パーセントが出題される」という驚くべき(?)ことが言えます!地理、歴史、公民、時事問題等々の、あの膨大な社会の暗記事項のわずか2割を完全にマスターしておけばテストでは確実に8割取れる!!ということです。これは、膨大な暗記に苦しむ受験生諸君にとって朗報でしょう。

 ただし、問題は、「出題される2割の分野はいったいどこか?」ということです。そのためには、志望校の過去問を徹底的に分析する以外に方法はありませんし、志望校によっても異なりますので、結局、全分野をひととおりカバーしておかなければならないのです。

やはり、学問に王道なし。。。