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漢字の効果的学習法!

皆様こんにちは。受験ドクターの長門 明です。

梅雨に入り、室内で学習するには「うってつけ」の季節となりました。
今回のブログは、雨の多い時期にこそじっくり取り組みたい
意外と知られていない?漢字の効果的な学習法について、
いくつか紹介させていただきます。
梅雨のひと時、気分転換に是非お付き合いください☆

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◆「工夫ひとつ」で「効果倍増」!漢字の効果的学習法!

◎「時間の長さ」よりも、「練習の頻度」を増やす!
「今日は2時間も漢字練習したよ!」と報告してくれたA君。
一生懸命、練習頑張っていますね!
でも、このような「1度」に「大量の漢字」を「長時間」練習するのは、
効果的な漢字学習法とは言えません。

その理由は、1度に練習する「量」が多ければ多いほど、
「忘れてしまう漢字」の割合も格段に増えてしまうからです。
1度に大量に勉強して、大量に忘れる」、
これでは必要な「漢字力」はなかなか身につきません。

一方、同じ「2時間」でも「20分」を「6日間」で取り組んだB君の場合、
7日目に書ける漢字の量は、A君の勉強法より圧倒的に多くなります。

このように、漢字学習は、まとまった時間で「大量」に練習するのではなく、
短時間で、漢字を「書く」、「読む」、「見る」など「手」「口」「耳」「目」など
身体を総動員して漢字に触れる「頻度」を上げることで
忘れにくく、しっかりと定着させていくことが可能になります。

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◎大切なのは、「練習量」ではなく「書けるようになる」こと!
「漢字練習」をする上での、大切なこと。
それは、その漢字を「正しく書けるようになる」ことです。
決して「10回書くこと」や「長時間練習すること」ではありません。

何が言いたいかというと、極端な言い方をすれば、
その漢字を「書ける」ようになるのであれば、
練習の回数がたとえ「1回」でも全く問題ないということです。

そして、少ない練習回数で書けるようになるために、
練習の際には必ず「この字を書けるようになりたい!」と思いながら
書くことが大変重要です。実はこれが、世に言う「集中力」の正体です。

漢字練習が「作業」になってしまっている場合、
このような「向上したい」という感情は生まれません。
勉強、スポーツ、遊びやゲーム、どんなことでも、
できるようになりたい」という気持ちを持つことなしに練習しても、
実力はなかなか伸びていきません。漢字の学習も、この点は全く同じです!

「集中」して「少ない練習回数」で、漢字を「書ける」ようにする
そして、短時間でも、漢字に触れる頻度を増やしていく
これだけで、書ける漢字は間違いなく激増します。

◎どうしても覚えられない漢字の対処法
どんなに練習しても、「苦手な字」や「覚えにくい字」はあるものです。
そんな時は、「ひと工夫」して、他の字とは違う取り組みをすることをお勧めします。

今回は、意外ですが「付箋」の活用です。
自分の苦手な字については、手でノートに書くだけでなく
付箋に書いて、毎日必ず目にする場所(たとえばドアや洗面所の鏡等)に貼っておく
自分が忘れがちな「注意点」を記入しておくのもいいと思います。
そして、目にしたら、必ず指で1回空中に字を書くことにする。
これだけで、その「漢字」を「書く」「読む」「見る」という「頻度」は激増します。

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こんな感じです!意外と目立ちますよ!

ただし、この方法は1つ注意点があります。
それは、決して「欲張らない」ということです。
家中「付箋」だらけになると、これはむしろ「逆効果」です。(笑)
付箋は最大でも3,4枚くらいが、おすすめです。
そして、「絶対書ける!」となったら、新しい漢字を書いた付箋に取りかえる。
これだけでも、十分効果は出てくると思います!

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◎漢字力の強化は、「夏休みから」ではなく、「今日から」始める
さて、いろいろお話してきましたが、最も言いたいのは、これです。(笑)
漢字を強化したい場合は、あれこれ悩まず、
とにかく「今日から動き出してほしいのです。
1日でも早く、1日でも多く、漢字を書いてほしいのです。
そして「これだけやった!」と胸を張れる「」を、作ってほしいのです。
そうすれば、数か月後、今とは全く違う自分に出会えるはずです。
ぜひ頑張って取り組んでみて下さいね!

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◆最後に
いよいよ来月は7月です。
受験ドクターでも、夏期講習がスタートします!
漢字に限らず、勉強や受験に関することであれば、
どんなことでもお気軽に受験ドクターにお問い合わせください!
必ず皆さんのお力になれると思います!

以上、長門でした。


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