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星座にまつわる神話

まだまだ暑い日が続いていますね。
夏期講習は有意義なものとなったでしょうか?

東京校では、開校して初めての夏期講習となり、多数の生徒さんが受講されました。
連日の猛暑の中、生徒さんが到着後にカバンの中からテキストを取り出すと、テキストが温かくなっているなんてことも。
授業以外に、前後の時間で自習をする生徒さんも多く、特に6年生は本格的に臨戦態勢に入った様子。

他学年も含めて、9月以降、ますます盛り上がって行く東京校をよろしくお願い申し上げます。

さて今回は、星座にまつわる神話をご紹介したいと思います。

「夏の夜、南の空の低いところに見える赤く光る星」
中学入試でもよく出題される、夏を代表する星座「さそり座の1等星アンタレス」のことですね。

 先日、ある中学校の部活動体験イベントに参加した際、天文部の生徒が、夏を代表する「さそり座」と冬を代表する「オリオン座」の神話を紹介していました。ご存知の方も多いかと思いますが、諸説ある中で一番多く掲載されていたものをまとめてみました。

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オリオンは、海の神ポセイドンの息子で、巨人のように背が高く、しかも美男子で腕のいい狩人でした。とても強く、どんな凶暴な獲物でも仕留めることができました。オリオンは、自分の強さを自慢し「天下に私ほど強いものはおるまい」と言い回っていました。あまりの思い上がりぶりに、これを聞いた神々達から反感を買っていました。中でも大地の女神ガイアは、「毎日獲物が捕れるのは、私が与えてやっているからなのに、何たる思い上がりだ」と、他の神々以上に深く恨んでいました。

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(星座書「ウラノメトリア」におけるオリオン座)

あるときガイアは一匹のさそりを呼び出し、オリオンを殺すように命令しました。さそりはオリオンの元へ密かに忍び寄り、猛毒を持った尾を彼の足に突き刺しました。
無敵を誇ったオリオンも、さそりの猛毒には勝てず、ついに死んでしまいました。
この手柄によって、さそりは星座となり天に上げられました。

それを見ていた神ゼウスは、オリオンを憐れみ天に上げます。こうしてオリオンとさそりは星座となりましたが、さそりを恐れるオリオンは、さそりが沈んでから姿を現し、さそりが上ってくる頃になると慌てて西の空へ沈んでしまうため、両者は天空の中で正反対の位置にあり、二つの星座が同時に見えることはないと伝えられています。

ただ教科書やテキストを読んで、一等星や夏・冬の大三角形を覚えるだけではなく、このような神話などを通じて学習すると頭に入りやすいと思います。
ぜひ他の事柄についても、背景や裏話などを調べてみて、楽しみながら学習してください。

   


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