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神戸の豆知識

こんにちは、中学受験ドクター算数科のYです。

 早いもので2学期も半分が経過しました。
 6年生は、9月から12月にかけて行われる模擬試験が半分終了。結果が発表されるたびに一喜一憂してしまうことと思いますが、良いときは自信を持ち、悪かったとしても改善点を次に活かすという気持ちで、志望校に合格するという強い意志をもって、日々の学習を行いましょう。自信を失いかけたときは、いつでも相談してください。合格に向かって一緒に頑張っていきましょう。
 5年生は、速さや割合の文章題など、中学受験算数の最も重要な単元を学習しています。算数を得点源に出来るかどうかが決まる部分ですので、毎週理解不足がないように、ていねいな学習を心掛け、分からないことをそのままにしないように、理解できるまで何度でも先生に質問してください。
 4年生は、小数・分数のかけ算・割り算を学習しているころですね。これからは、円とおうぎ形の学習など、常に小数・分数がついて回ります。計算練習にじっくり時間をかけられるのは4年生の間だけと思います。毎日少しずつ練習しましょう。

さて話は変わりますが、先日、遅めの夏休みを頂戴して、関西方面へ帰省してきました。
実家が大阪府と京都府の境界付近のため、京都や大阪に出ることが多いのですが、祖母が神戸の六甲に住んでいるため、今回は神戸に遊びに行きました。

神戸についての豆知識を少しご紹介いたします。
地名の由来は、律令体制下において、祖・庸・調などの税金を集め、神社の祭祀や維持修繕にあたった「神戸(かんべ)」と呼ばれた人々にちなんだ地名と言われています。
古くは平清盛が修復した「大輪田の泊」として歴史上に登場しますが、「修復した」とあるように、遣隋使・遣唐使のころには中国大陸への玄関口として栄えていたということです。
その後も、室町時代には日明貿易の中心地として栄え、鎖国下の江戸時代には、大阪と日本海沿岸の都市とを結ぶ主要ルートの要所でした。
1858年の日米修好通商条約で開港が定められ、1863年に「兵庫港」として開港が実現し、
明治維新以降は国際貿易港として栄えました。
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幕末以降の発展の様子は横浜とよく似ています。外国人の居留地ができ、西洋文化の入り口として発展していったため、「異人館」など西洋仕様の建物が名所となっていたり、「南京町(なんきんまち)」と呼ばれる中華街があったりします。(横浜と比べると小規模ですが)
また、阪神工業地帯の中心地として、尼崎市から神戸市までの沿岸工業地帯も、川崎市から横浜市へつながる風景そっくりです。
そして、神戸の玄関口である三ノ宮駅と横浜駅に隣接する一番大きな百貨店が「そごう」であることも、なぜか同じです。
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久しぶりに神戸をはじめとする関西の空気に触れ、関西弁に囲まれてゆっくりと過ごしてきたのですが、滞在中絶えず困ったことが一つありました。
それは、有名な「エスカレーター問題」です。
首都圏などではエスカレーターの左側に立ち、急ぐ人は右側を歩く習慣があります。(本当はエスカレーターでは歩いてはいけないのですが…)
しかし、関西は逆で、立つ人は右側で歩く人が左側なのです。(この習慣は、私の知る限り関西だけのようです。)
つまり、いつもの感覚でエスカレーターに乗ると、後ろから追突されてしまうのです。
そのたびに慌てて右側にずれるのですが、何度追突されても無意識のうちに左側に立ってしまう自分を、「すっかり関東の生活習慣になじんでいるなぁ」と思うのでした。

首都圏の人にとって、修学旅行のコースとなることの多い京都・奈良と比べて、神戸はなじみの薄い都市かも知れませんが、改修を終えたばかりの姫路城も近いですし、神戸牛のステーキも大変美味しいので、関西方面にご旅行の機会がございましたら、ぜひ一度足を運んでみてください。


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