転ばぬ先の杖 | 個別指導塾なら受験Dr.(受験ドクター)|中学受験専門プロ講師による個別指導塾 通塾・オンライン指導が選べる

転ばぬ先の杖

こんにちは。たまプラーザ校校長の澤田です。

熊本県で大きな地震が発生してから1週間が経ちました。
未だに大きな余震が昼夜を問わず襲ってくるニュースに、今も心を痛めております。
被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

ご存知の通り、日本は環太平洋造山帯に位置しています。
自分自身が震災を体験していないと、つい安全に暮らせる毎日を当然のように感じてしまいますが、日本中どこにいても、私たちは常に地震の恐怖と隣り合わせなのです。
転ばぬ先の杖――今回の大きな災害を決して他人事とは思わずに、私たちは自分の身を守る方法を考えるべきでしょう。

かくいう私も、熊本のニュースを見ながら、東北の大震災の時に感じていた危機感が薄れてきていることに改めて気づかされました。
仙台にある妻の実家を訪れたときに、東北大震災の爪痕をその目で見たにも関わらず……。

その反省を基に、早速たまプラーザ校でも、防災対策の見直しを始めました。

お通いになっている生徒さんや、お迎えにいらした保護者の皆さまも気づかれたことと思いますが、受付近くの目立つ位置に緊急避難場所の地図を貼ったのもその一環です。
もちろん、緊急避難場所(たまプラーザ校の場合は「美しが丘東小学校」になります)までの経路も、私自身が実際に歩いてみました。
災害時でも5分ほどで避難できる距離ですのでご安心ください。

また、写真にも写っているように、すべての本棚には、すでに転倒防止のつっぱり棒を設置してあります。(これは、熊本の地震が発生する前から設置してありました。)
受験ドクターの教室にある設備の中で、本棚の次に重たいと思われるコピー機も、簡単には動かないよう、キャスターにロックをかけています。

さらに、停電が起こった時のために、真っ暗になったときに人の動きに反応して点灯する、電池式のLEDセンサーライトも設置しました。
どうしても夜に授業を行うことが多いですから、念のため、避難誘導用の「ケミカルライト(コンサート会場などでも活躍している、ポキッと折ると化学反応で光るライト)」も用意してあります。
いずれも、それだけで過ごせるほど強い光ではありませんが、少なくとも安全に避難できるだけの明るさは確保できるはずです。

そして、災害時にもっとも重要になる「飲料水」の確保ですが……これは、普段、皆さんにも自由にお飲みいただけるようにしているウォーターサーバーが、いざというときには貴重な備蓄水となるという、一石二鳥の仕組みなのです。
あのウォーターサーバー、停電が起こった場合には、さすがに温冷機能が使えなくなりますが、それでも給水だけなら、問題なく行える構造になっています。
ストックしている水自体も、普段から使いながら、消費した分だけ定期的に補充をしていますので、消費期限切れになる心配がありません。

このように、たまプラーザ校ではお預かりした大切なお子様を守れるよう、様々な「転ばぬ先の杖」を用意しています。
当然と言えば当然のことなのですが、皆様に安心してお通いいただき、学習に集中できる環境をつくることが、進学塾としてとても大切だと私たちは思っているのです。


その他の『校舎ブログ』の項目一覧