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子どもの成績が伸びる接し方

みなさん今日は。
たまプラーザ校長のRS講師です。

5月です。
連日汗ばむ陽気になってまいりました。

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受験ドクターでもクールビズをはじめさせていただいてます。
突然いらっしゃった場合、ノーネクタイの日もあると思いますが、ご承知おき下さい。

今日は、お子さんのモチベーションを上げる接し方。
まあ、正直上げるというのは、難しいことです。
モチベーションは上げるものではなく、上がるものだから。
せめて回りの大人の間違った接し方によってモチベーションをさげることだけは避けたいものですね。

講師という仕事がらか、自然と「こういう言い方の方が子どもが受け入れてくれやすいだろう」という言い方が分かってくるのですが、親子だと感情がぶつかり合ってしまうので、どうしても否定的な言葉を使いがちになってしまいます。

なぜできないんだ!(責める)
〇〇ちゃんはちゃんとやってるのに(他者との比較)
こんなのを間違うなんて、ダメだなぁ・・・(否定)

こんな感じで指導に当たる講師がいたら、ちょっと引いてしまいますが、
実際日夜家庭で行われている、お子さんと親御さんとの会話では、このような言葉は実は結構な頻度で飛び出しているのです。
我々講師は、(有り難いことに)たくさんのお子さんを見させていただく中で、客観的に、一歩引いてお子さんを見る目を養うことが出来ます。「いまは成績が低迷しているけど、こういう部分はすごく良いものを持ってるな」と感じれば、それを強みとして発揮していけるように指導すれば、十分にライバルに通用する力を身につけることができるだろうと、考えるワケです。

ですが多くの親御さんは多分1回、どんなに多くとも2、3回でしょうから、自分の子どもに入れ込む気持ちが違います。また、比較する尺度も点数や順位・偏差値といった情報しかない場合が多いです。
それが行きすぎた期待や焦りとなってしまうので、どうしても感情的な言葉が出がちです。
ところが、そのような気持ちに親御さんがなっているときに子供に感情をぶつけてしまうと、子供はますます頑なになってしまいます。
子供には子供の事情があり、それなりにいろいろと子供社会のなかで実は苦労しながら日々を頑張っていたりするものです。

人間だれでも、本当に親身になって考えてくれる人に対してはそう反発的な心はうまれないものです。
もし、子供さんが「お父さんお仕事大変そうだね」「お母さん、毎日大変ななかでお弁当作ってくれてるよね」なんて声でも掛けてくれた日には・・・・うるっと来てしまいますよね。

ご家庭での会話でどうしても親子がケンカになってしまうのは、実はこどものためと思って発言している言葉が、本人にとっては「自分の立場を理解しない人間から発せられた、無責任な発言」ととらえてしまうからなのではないかと思います。

立場を理解する。
親子に限らず、どんな間柄でも、人間関係を本当に良好な状態にするためには、欠かせないスキルにもかかわらず、これを本気で実行出来ている人って、実はそんなにいません。
もちろん、私自身も含めてですが・・・
逆に、難しいことだからこそ価値があります。
まずは、子供のおかれた立場や事情を、子供本人の目線になって理解しようと努めること。
一度お子さんが取り組んでいる勉強を、本気で一日一緒にやってみて上げて下さい。
すごく大変なことに取り組んでいることが分かると思います。
そこから、具体的にどう勉強に取り組んで行くのかの話をしてみるのもいいかもしれません。当事者となった者の言葉は、いままでよりお子さんに届きやすくなっているはずです。


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