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子どもソーシャルスタイル診断の結果を実際の学習指導に活かす

こんにちは。たまプラーザ校校長の澤田重治です。
寒くなったり暑くなったりしながらも、少しずつ春らしくなっていくのを感じます。
受験生にとって縁起物でもあるサクラも、いよいよ満開の季節ですね。

さて、ホームページなどでもお伝えしております通り、私たち受験ドクターでは、お子さんの学習指導に「子どもソーシャルスタイル診断」というものを取り入れております。
私たちが、この分析結果をどのようにお子さんの指導に利用しているのか……今回のブログでは、その一端をご紹介したいと思います。

と言うことで、まずは前提として、子どもソーシャルスタイル診断について概要を知っておいていただく必要があるかと思います。
子どもソーシャルスタイル診断についての詳細はコチラのページをご覧いただくとして、ここでは、この後の話をご理解いただくための大まかな分類だけ載せておきます。

【簡易判別法】
子どもソーシャルスタイル診断では、お子さんを4つのタイプに大別しています。
簡易的には、①感情が表情に出やすい方か出にくい方か、②自分の意見を表に出す方か出さない方か、という2つの判断材料によって推測することができます。

まだ、受験ドクターの「子どもソーシャルスタイル診断」をお受けになっていらっしゃらない方は、上記の大別表を参考に、お子さんのタイプを推測しながらお読みください。

さて、ここからが本題です。
お子さんのタイプによって、私たち受験ドクターの講師は、接し方を下のように変えています。
もちろん、これは大まかな傾向ですし、お子さんの心理状態も一定ではありませんから、その時々で変化してしまいますが、平均値としての参考にはなると思います。

ぜひ、お子さんのタイプを頭の片隅に置きながらご一読ください。

【授業の内容について】
社交型:好奇心旺盛なので、様々なことを知りたがります。
友好型:コミュニケーションを深めるための会話が必要です。
行動型:無駄を嫌うので、必要なことだけを聞きたがります。
理論型:詳細にこだわるので、無駄なことを話している暇はありません。

【授業のスピードについて】
社交型:同じ話が続くとすぐに飽きてしまいます。
友好型:常に場の空気を読んでいるので、展開が速いと着いていけなくなります。
行動型:自分が分かったら、すぐに次の話を求めます。
理論型:細部を気にするので、納得するのに時間がかかります。

【授業の結論について】
社交型:友好型寄りか行動型寄りか……いずれか近いタイプの方をご覧ください。
友好型:結論まで受け身で説明を聞くことを好みます。
行動型:結論は自分で考えることを好みます。
理論型:友好型寄りか行動型寄りか……いずれか近いタイプの方をご覧ください。

【質問の仕方について】
社交型:オープンクエスチョン(自由回答)を好みます。
友好型:社交型寄りか理論型寄りか……いずれか近いタイプの方をご覧ください。
行動型:社交型寄りか理論型寄りか……いずれか近いタイプの方をご覧ください。
理論型:クローズドクエスチョン(選択回答)を好みます。

このように、お子さんのタイプが異なれば、それに適した接し方や教え方も違います。
もっと言えば、同じ「友好型」のお子さんであったとしても、社交型寄りの友好型なのか、理論型寄りの友好型なのかによって、好む授業のスタイルは異なってくるのです。

今まさに、人間関係を学びながら、日々成長を続けている途上にあるお子さんが、自ら先生のタイプに合わせて授業の受け方を変えるのは至難の業でしょう。

だからこそ、私たちは、お子さんの反応を観察しながら授業を進めることを大切にしているのです。


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