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本当はとても難しい答案分析

皆さん今日は。
たまプラーザ校長のRS講師です。

みなさん、日頃たくさんのテストを受けていると思います。
日々のテストから始まり、月ごとのテストや公開模試、受験生はもうすぐ過去問も取り組んで行くことになりますね。

テストの分析で最も重要なこと

テストというのは、点数や偏差値が出ますので、親御さんたちはどうしてもそちらが先に気になってしまいます。
もちろん、入試は点数で合否が分かれますから、数字を気にするのは当然なのですが・・・、まだ今は本番ではありません。大事な本質を見失わないようにしてほしいものです。
帰ってきたテストにおいて、一番大切なことはなんでしょうか?
それは、「筆跡」です。

もちろん、どの問題が正解で不正解かを確認することも大切なのですが、
算数であれば、式をどれぐらい書いているか、筆算はどのタイミングで、どこに書いたか。
国語なら本文のブロックわけや、問題文への線引きなどでしょうか。
筆跡の中には、点数には表れてこない情報がたくさん隠れているのです。

細かな見方の話をするときりがないのでここで詳細を説明できないのは申し訳ないのですが、
特に小学4年〜5年にかけての答案分析は重要です。
点数には表れてはいないけど、「この勉強を続けていけば大丈夫です」と言ってあげられる答案。
逆に、一見すると、点数的にはさほど問題ないようでも、その後の伸びを左右する致命的な問題を含んでいるような場合もあります。

このことは、字がきれいであるかとかそういうレベルの話ではないので、もしかすると親御さんがご覧になっても把握することは難しいかもしれません。
一見乱雑に見える筆跡でも、思考が整理されている生徒の答案の跡は、他人が見ても解いたプロセスを追いかけることができます。逆に、問題のポイントをつかめていない生徒の答案は、いきなり目に付いた数字の筆算から始まっていたり、図は書いているが、問題のポイントを押さえていないものになっていたりなど、問題を俯瞰的に捉えられていない様子が伝わってきます。

生徒がどのような思考のプロセスを経てその答えを書いたのかを把握しておくことは、お子さんの取り組むべき課題、弱点を見極めるためには極めて重要なことです。
このあたりの具体的なお話は 説明会に実際にお越しいただいた方にはお子さんの答案を見ながら一緒に分析を行っていますので、ぜひそちらもご活用ください。


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