最新記事 2019年01月16日

テーマ: 理科

地震について

こんにちは。庄司です。だいぶ寒くなってきましたね。それもそのはず。
1月20日は二十四節気の一年で寒さが最も厳しくなる、大寒で、2月4日に立春を迎えます。
さて、今回は24年前の昨日起きた阪神淡路大震災から、地震のことについて書こうと思います。

実際に被災された方もいらっしゃるかと思いますが、小学生のみなさんはニュースでしかご存知ないですね。
24年前の1995年(平成7年)の1月17日に起きた、震度7の兵庫県南部地震は兵庫県を中心に約5万人の死傷者、家屋も全壊半壊を合わせて約25万戸と、戦後の自然災害では東日本大震災に次ぐ犠牲者を出しました。
この地震によって引き起こされた災害を阪神淡路大震災といいます。
これを教訓に水道のレバーが下げて水を出して、上げて止めるものから、下げて止めるタイプが普及しました。地震で落ちた物がレバーに当たってしまうと出っぱなしになってしまいますからね。
他にもカセットコンロとボンベがメーカー独自のものでしたが、一種類に統一されました。

こういった災害を教訓にしながら、次に起こったときにより良い対応ができるようにしていくところに人間の知恵を感じますね。
ではそもそも地震はなぜ起きるのでしょうか。6年生の皆さんはもうご存知ですね。
太平洋の海溝の岩盤に常に力が加わっている、プレートのもぐりこんでいるところで耐え切れなくなってずれて発生するものが代表的ですが、プレートによる力は数百kmにも及ぶため、内陸部でもずれが生じて断層で発生しますし、マグマの移動や熱せられた水蒸気の圧力、火山活動による火山性地震があります。

このとき、地震が起きた場所を震源といいます。その真上の地表の位置が震央ですね。
まず地震そのもののエネルギーはマグニチュード【M】で表されます。
マグニチュードが2増えると、エネルギーが1000倍になります。
その後、地震計で観測されるふれをもとに「0,1,2,3,4,5弱、5強、6弱、6強、7」の10段階で震度を表します。

震源で起きた地震は、平行に振動する波が最も早く伝わります。
これがP波です。岩盤の中を毎秒5~7kmの速さで進みます。これが初期微動を起こします。
このP波を地震計が観測すると、そのデータが気象庁に送られ、緊急地震速報が発表されます。

次に伝わるのがS波です。S波は毎秒3~4kmで進みます。
これが主要動と呼ばれる大きな揺れを起こします。S波が届くまではP波による初期微動が続きますので、震源から遠くなれば遠くなるほど初期微動は長くなります。
またS波は震源から、遠くなればなるほど減少しやすいので、震度は小さくなっていきます。

このS波、主要動によって起こされる被害が、地割れや、地すべり、がけくずれ、液状化、津波です。
液状化は水を多く含む砂地で起こりやすい現象ですので、阪神淡路大震災でも、神戸市のポートアイランドや、六甲アイランドなどの埋め立て地で、東日本大震災でも、関東地方の1都6県96市町村で起こっています。

また津波による被害は東日本大震災で多くの被害をもたらしました。
津波は沖合から海岸に近付くにつれて、速度が遅くなり、波の高さが高くなる上、複数回にわたって押し寄せるため、数時間から数日にかけて注意が必要です。

このP波の到着からS波の到着までの時間を初期微動継続時間といいますが、初期微動継続時間は震源からの距離に比例するので、震源までの距離を求めることができます。入試問題でも見かけますね。

1855年の安政の大地震、1923年の関東大震災と、関東地方でも一定の周期で大きな地震は起きています。いつ起きてもいいように万全の準備をしておくことはもちろんのことですが、どの分野が出てもいいように、入試に向けて、みなさんのここからのもうひと頑張りと、志望校合格を応援しています。

がんばれ受験生!