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投稿日:2011年09月26日

テーマ: 国語

学校別模試

大手塾の学校別模試が始まりましたね。

結果に安心しておられる方も、愕然としておられる方もいらっしゃることと思います。

とは言っても、模試は模試です。難関校の問題は、出題担当者が時間をかけて練り上げたものですから、模試問題の質については、必ずしも受験校のレベルにあったものではないかもしれません。

それでは、どのように模試受験を本番の試験に向けて活かしていけばよいのでしょうか。

いくつかの方法をお伝えします。
学校別模試を受験する最大の意義は、その学校を受験する可能性の高い層の中での、模試時点での位置を知ることができるところにあります。自分の相対的な位置を知ることで、よい位置にいるとすれば、油断せず気をひきしめていくことになるでしょうし、残念な位置にいる場合でも、まだ4か月あるのですから、危機感を持ってできる限りのことをしていきましょう。

また、学校別模試は、試験時間や出題形式をそれぞれの学校に合わせているため、時間・形式への対応力もチェックすることができます。時間配分や、問題形式別の解き方などを確認する場として、有効に活用して下さい。一般的な模試の結果と大きな違いがあった場合には、注意が必要です。対応の準備ができていない問題形式が残っている可能性があります。残りの期間でできる対策を工夫していきましょう。

模試問題作成者は、様々な情報をもとに、長文問題の出典を選択します。どのような作者のどのような作品が出題されそうかについては、かなり分析したうえで文章を選んでいるはずですので、模試問題の出典となった著作などは、余裕がある範囲で読んでみてはいかがでしょうか。