最新記事 2018年04月03日

テーマ: お悩み解決 / その他

正しい「学習姿勢」② ミスを減らす視線の動き

算数・理科担当の大木快です。

桜の季節。新品の制服が街を歩く季節になりました。

学習姿勢

今回は、前回に引き続き、「学習」の「姿勢」についてのお話です。

受験ドクターでは随時お電話での学習相談をお受けしています。
お受けするご相談の中で多いのが、
「ミスが多い」というお悩み。

一口でミスと言っても、ミスにも色々あります。

・計算ミス…分数計算、逆算、色々ありますね。
・問題文の要求をよく読まないで答えてしまう
・転記ミス…問題用紙には正しい答えが書いているのに、なぜか解答用紙には違う数字を書いてしまっている。通称怪奇現象。

まず、ミス全般に関する一般論ですが、ミスをすることを前提に、それをいかに減らすかを考えた方が現実的でしょうね。人間はミスをする生き物です。

一つのミスも許されないとなると、ずいぶん窮屈な気がしませんか。
ミスの傾向を把握して、減らすための「動き」を原因ごとに考えていきましょう。

ところで今回注目したいのは、
問題文を読んでいない?
というパターン。

しっかり読んでいるのに、なぜか読み飛ばしたり、探しきれなかったり、
という現象、ありませんか?
もう一度読ませると、「あ、書いてある」というパターン。

読んでいるようで、読んでいない?
丁寧に読んでいるはずなんだけど…

今回は、最近あるところで実際に教えてもらったことをご紹介します。

実は、人間の目の動きには
ガイドがないと、なめらかに動かない
という特性があるのです。

実際にやったのはこんな実験です。

◆二人で向き合います。一人が視線を動かし、もう一人が観察します。

実験①
まず、一人が相手の顔の周りを、時計の針が一周するようにぐるりと一回り動かします。ゆっくりと、10秒くらいかける感じで。このとき、もう一人は相手の視線の動き方を観察します。

実験②
次に、もう一度同じように相手の顔の周りを一周するようにゆっくりと視線を動かします。今度は、観察する人は、自分の顔の周りを指で指してぐるりと一周させます。
ぜひ親子で交互にやってみてください。どうしても一人でやりたい場合は「自撮り」で録画すれば同様の実験結果が得られますよ。確認済みです(笑)
ただし指は自分の指を回してみてくださいね。

さて、観察してどんな結果が得られましたか。

実験①ではコマ送りのような飛び飛びの感じで視線が動くのに対し、
実験②では、
滑らかに、連続的に動く
ことが観察できると思います。

ワタクシ自身、今までそこはかとなく感じていたことですが、自分が書いた文章をチェックする際、一回さらっと読み直しても、細かな助詞のミスや、漢字の誤変換などが、なぜかチェックから漏れてしまうという経験がありました。

全て自分の不注意だと思っていました。

ところが、実験して、実際の視線が飛び飛びに動いていることがわかり
「これか!」と思いました。

悪いのは自分じゃなかったんだ(笑)

それからは、問題文を読むときや、文章のチェックをするときにはペン先で文章をなぞりながら読むように心がけています。

「ミスの傾向をつかんで、対策する」ということですね。
ただ、強く思ったことが一つ。
自分が子供の時に教えてほしかった!

ミスでお悩みのお子さんたちにとって、今回の実験が少しでもヒントになればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう。