最新記事 2019年05月18日

テーマ: その他

塾の先生はどんな受験勉強をしてきたの?④

みなさん、こんにちは。受験ドクターの亀井章三です。

新元号「令和」が始まって半月。もう「令和元年」に慣れましたか?
新しいものは始め慣れるまで大変ですが、使っているうちにしっくりと
くるものです。面白いものですね。

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今回のテーマは、「塾の先生はどんな受験勉強をしてきたの?④」です。
受験勉強を経験したからわかる大変さ、そしてそれを乗り越えたから
わかる努力のコツをちょっとでも伝えられたら、と思います。
私の受験経験は、小学校受験・中学校受験・大学受験になります。
これらを順番に振替っていきたいと思います。

(前回までのあらすじ)
いよいよ始まった中学入試。東大寺学園・ラサールと順調に合格を重ね
てきた亀井少年。残すは第一志望の灘中学。落ちたら鹿児島行きの
プレッシャーの中、受験日を迎えることになりました。

当時の入試日は3月1日と2日でした。今の東京の入試日よりも一か月
後です。対策に最後までいっぱい時間がかけられるというメリットもあります。
でも自分は、2月下旬にもなると受験勉強にも飽きてきて、早く試験受けた
い~!のような感覚になっていました。
今の受験生達にこの話をすると、「え~、あと一か月も勉強するなんて絶対
嫌!」と拒絶されます。

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そんなこんなで迎えた試験当日。私の通っていた塾は小さい塾でしたので、
入試応援は派手なものではなく、担当の先生が2~3人来てくれただけです。
一方、まわりには「常在戦場」のハチマキを締めた人たちだらけで、すごいな
ぁ~と思って(ちょっとひいてた)いたものです。体育館での集合も終わり、列
を作って校舎のほうに向かって移動します。この時が保護者や先生と顔を
合わせる最後の瞬間。気持ちも引き締まりました。

1日目は算数と国語と理科です。灘の入試は独特な3教科2日間の形式
です。灘に合格するための具体的な勉強法は次回お話しいたしますので、
少々お待ちくださいね。

1日目が終わり帰宅。答え合わせとかはしませんでしたが、失敗したという
感覚はなかったので、そのまま家で翌日のための勉強をしていました。

3月2日も朝から試験です。この日で1年間の受験勉強も終わるという
ことで少し名残惜しいような気持ちで、悔いのないよう全力で取り組もうと
考えていました。2日目は算数と国語の2科目です。
チャイムが鳴り試験終了。問題と答案用紙が回収され、校舎の外で
待っている母親のところに向かいます。試験どうだった?と聞いてくる母親
でしたが、私の心はすでにあるもののことだけを考えていました。
それは「1年間封印していたファミコン」と「発売されたばかりの某有名ゲーム」
です。2月に発売された某有名ゲーム。行列ができるほどの人気でしたので、
入試が終わってからすることを約束して買ってもらってました。早くゲームが
したくてしたくて帰宅するのが待ち遠しいほどでしたね。ですから、その日は寝る
までゲームしまくってました。

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そして3月3日。灘中の合格発表の日です。人が少なくなってから見に行こう
ということで母親と午後に学校に向かいました。合格発表は体育館の壁に番号
が貼りだされる形式です。巻物のような細長い紙に、右から小さい番号順に数字
が載っています。
私の受験番号は「128」。母親は番号を見るのが怖いのか右側の小さい番号
からゆっくり眺めています。そんな母親に対して私は、
「ねえねえ~、あったよ、128」
とあっさり番号を見つけて声をかけました。
「今順番に見てんのになんでそういうこと言うの!」
と「おめでとう」よりも先に怒られてしまいました。

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入学手続きの書類を受け取り、事務室で試験成績表(自分が何点とって何位
だったのか)をもらいます。そこには
算数200 国語143 理科75 合計418 17位
と書かれていました。
おお?算数200点ということは……満点か!これが一番嬉しかったですね。
そこには何人満点だったかも載っていて、私を含めて7人が200点満点だった
ようです。東大寺とラサールは得点開示がなく、答案に書き残した自分の
答えと照らし合わせて満点と分かっていましたが、灘のように紙に印刷さ
れたものを見るのはたまらない喜びでした。

その後お世話になった塾に報告にいき、塾長先生に喜んでもらいました。
夕食はお祝いの鯛のお造りを食べてから焼肉に行くという、摩訶不思議な
ものでした。なぜか印象に残っています。

やはり合格した日は脳に強烈に残っているので細かいことまでおぼえてい
るものだと、自分でもビックリしました。

今回のお話はここまで。
次回は番外編として、灘中に合格するのにどのような勉強をしたのか、
当時の塾・家庭教師との勉強内容を頑張って思い出し、お伝えして
いきたいと思います。お楽しみに!

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