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投稿日:2011年08月13日

テーマ: 受験情報 / 国語 / 自由が丘校

夏期講習後半戦

お盆休みに入り、大手塾も一休みといったところでしょうか。

しかし、個別指導は休みがありません。むしろ、余計に忙しくなった気がします。

今日も朝から授業でした。今は、自由が丘→代々木に移動して、一休みしているところです。

さて、夏期講習も中盤を迎え、やはり消化不良の問題がでてきました。

特に、大手進学塾に通っている生徒はコース昇降などもあるので、手が抜けず、課題で手いっぱい。さらに入試問題も解かないといけないので、授業の復習をしっかり考えながらやるなんてことは夢のまた夢らしいです。そんな状態ですから、もちろんドクターの宿題もできず、結果として夏期講習にはいる前の学力に逆戻りしている生徒もいます。セミナーでもやりましたが、ここにきて消化不良の問題が深刻になっているようです。

ですが、そんな泣き寝入りしてくる生徒にも私は容赦なく、ドクターの復習はやりなさいと言っています。

理由は簡単です。文章の読み方、設問の考え方という根本的なことをやっているのに、復習しなければ、定着なんかしないからです。

それが定着している生徒なら、大手塾の授業のときにも、ドクターで教わったことを実践するようにというアドバイスができるので、ドクターで考え方を学ぶ→大手塾で演習を積み、定着を図るということができ、それが時間と労力の節約につながって一石二鳥という構図になるのですが、その根本的なことがしっかり身につかないと、それもできないし、ドクターで勉強したことも無駄になります。特に、これから大手塾併用組は、志望校別特訓が本格化し、さらにハードになります。過去問もやらなければなりません。国語の場合、記述問題は添削も必要になるし、この時期には文章題の難易度と生徒の読解力の壁にぶつかる生徒も少なくありません。(桜蔭、開成、麻布、学習院女子、立教女学院、女子学院、筑駒の詩など)

つまり、やることがさらに多くなるのです。そんな時に読み方を覚えようとか、やっている場合ではないのです。

それを警戒してか、最近は国語が伸び悩んでいる大手塾の最上位生は、6年ではなく4、5年から早めに準備して個別をとる方が増えています。

もちろんドクターおまかせの生徒なら、その点はしっかり補強できるので、過去問対策も余裕を持って行うことができますし、消化不良の場合は、個々の生徒に相談窓口がいるので調整ができます。

とはいえ、国語の得点力を挙げるのは、そう簡単なことではありません。

語彙力=言葉から意味を読み取る力、文章の背景にある大人の常識=予備知識、論理的思考力=文章の構成や文のつながり、段落のつながり、設問のつながり、傍線部と解答のつながりを読み解く力、記述力など幅広い能力が求められるからです。

もう一度、国語の学習を見つめなおし、今、志望校に合格するために必要な学習はなにかを考えてましょう。クラス落ちを気にする前にやることがあるはずです。後悔しない夏期講習を送れるよう、微力ながらお手伝いしていきたいと思います。