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【重点校・1】海城中学(2)

受験ドクター代々木校が注目する学校のひとつである伝統的な男子難関校・海城中学。今回は独自の入試問題でしばしば話題となる「社会」について触れたいと思います。受験ドクター代々木校で多くの海城中学合格者を輩出してきたD.N先生にお話をききました。


Q 海城中学の社会にはどんな特徴がありますか?
A 大問一題ですが、リード文がとても長い。国語の長文みたいですよ。題材はとてもユニーク。麻布と似ています。グラフや図表などの統計資料を読み取る力が特に問われますね。記述のボリュームもすごいですよ。200~400字の指定ですからね。このへんも麻布、あるいは武蔵とも似ています。


Q 海城中学の社会の過去のユニークな出題をおしえてください。
A かつて、海城中学のある大久保の街の発展と江戸以降の歴史との関連についての出題がありました。また、日本が『ジパング』と呼ばれた理由の歴史的考察とか、明治時代にあったエルトゥールル号事件以来の日本とトルコの関係について、とか。通り一遍の学習では太刀打ちできないですよね。


Q 海城中学に毎年合格者を輩出されていますが、どんなお子さんが合格しますか?
A 全分野まんべんなく基礎がしっかりしている子ですね。そして、書くことや調べ上げるとか、まとめのノートを作るとかの『作業』をいとわない子。良いと言われたことを積極的にとりいれようとする素直さも必要ですね。


Q 最後に、志望者にアドバイスをお願いします。
A 海城中学の社会は単に知識量や暗記力を問うようなものではありません。『本質』を問うてきます。テキストをただ消化するのではなく、この『本質』を理解できるよう、全分野の知識をしっかり固めたうえで、モノゴトの本質を考えながら取り組んでください。


うーん、海城の社会、すごいですね! 毎年多くの受験者を集める超人気校ですが、この社会の学習がきっと大きな鍵となるのでしょうね。受験ドクターはがんばるお子さんをこれからも応援していきます!


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