第8章 比の性質 の「偏差値20アップ・指導法」例題
8.2 例題 (比の性質の根本原理を例題で確認)
● 1「連比」、2「比例配分」、3「逆比」がどのように聞かれるか意識しながら問題に当たりましょう!
例題1 連比 ⇒ 比例配分
500個のみかんをA,B,Cの3人に次のように分けました。AとBは2 : 3、CはBより20個多くなりました。 それぞれの分け前はいくつですか。
考え方
A:B:Cの「連比」を求めるためには、20個が余分である。 この20個をCからと全体の500個から取り除くことが重要。
解法

Cから20個とりのぞくと、BとCは等しくなり、全体の個数も
500 – 20 = 480個 となる
つまり、A:B=2 : 3、B:C=1 : 1となり合計で480個となる から、右図より、
A : B : C = ② : ③ : ③⇒ 合計8=480個
① = 480 ÷ ⑧ = 60個 … ①にあたる量
したがって
A = 60個 × ② =120個
B = 60個 × ③ =180個
C=180個+20個=200個
A×○=B×□
⇒A:Bが求まる。
⇒そのため20個などの余分なものはのぞいておく
⇒A:Bが求まる。
⇒そのため20個などの余分なものはのぞいておく
例題2 逆比 ⇒ 比例配分
池に、長さの違いが72cm の2本のぼうA,Bをまっすぐに立てたところ、Aはその
、Bはその
が水面の上に
出ました。池の深さは何 cm ですか。
出ました。池の深さは何 cm ですか。
考え方
① 水中に入っている長さは等しい。
②水中に入っているAの長さは … A×(1-
) = A×![]()
③水中に入っているBの長さは … B×(1-
) = B×![]()
これが等しい。
解法

● AもBも水中に入っている部分が等しいので、
A ×
= B ×
となる。
● この形ができたら、A:Bが逆比の形で求まるので、A : B = (1 ÷
) : (1 ÷
)=
:
= ⑧:⑤
● AとBの長さの比の差 ⑧ – ⑤ = ③が72cm だから、 72 ÷ ③ =24cm … ①にあたる長さ
● よって、Aの長さは8だから、
A = 24cm × 8 = 192cm● 池の深さは、「Aの
」 だから、
192cm ×
= 48cm
① 水中に入っている部分が等しい
↓
② A×○=B×□の形ができる
↓
③A:Bが求まる
↓
② A×○=B×□の形ができる
↓
③A:Bが求まる
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