十連休にやることは?
みなさんこんにちは。受験ドクター三軒茶屋校の久米です。
三軒茶屋の隣の駒沢大学駅から徒歩10分の場所にある駒沢公園、
都民の憩いの場所として有名です。
先日、私も駒沢公園に行ってきました。
桜は散っていましたが、広々とした公園の中をのんびりと散策して、英気を養ってきました。
さて、桜の季節が過ぎると、もうゴールデンウィークです。
今年のゴールデンウィークは大型の十連休です。
みなさんのご予定はどうなっていらっしゃいますか?
お通いの塾の特別講座、旅行、行楽、お父さまやお母さまのご実家への帰省…。
いろいろなことができる十連休です。
特に、6年生の皆さんにとっては、
今まで後回しにしていた苦手教科の復習をして、成績の底上げをする、
ちょうど良い機会でもあります。
苦手教科の復習をするときに大事なことが一つあります。
それは、「学習する範囲を絞ること」です。
時間が取れる連休中ですので、ついついあれもこれもと手を広げがちになりますが、
短い期間でたくさんの分野をやることは難しいです。
特にそれが苦手教科ならなおさらです。
理解を深めないまま勉強した範囲だけ広がっていくと、
「あれだけ勉強したのに点数が取れない、私はやっぱり理科が苦手なんだ・・・」
という苦手意識だけ増えてしまうことになります。
分野を絞って、苦手教科でもこの分野ならできた!という小さな成功体験を積み重ねて、
不得意科目の克服へ、中学入試合格へとつなげていきましょう。
それでは、不得意科目克服のため、やるべき分野はどこなのか。
まずは、苦手科目の中でも、お子さまが比較的好きな単元です。
社会が嫌いなお子さまの中でも、公民は苦手だけど戦国時代は好きだとか、
歴史は面白くないけどおばあちゃんが山形にいるので東北地方は興味あるとか、
詳しく聞いてみれば単元ごとに好悪の差はあるものです。
まずは取りつきやすいものからやってみるといいでしょう。
理科や社会は細かく分野が分かれているからいいけど、
算数や国語はどこをやればいいのかよく分からないという6年生の皆さん。
いらっしゃいますでしょうか。
そういう方のために、算国はここがお得!という分野をお教えしたいと思います。
国語は接続詞の問題(特に論説文・説明文)がやりやすいです。
他の問題は一切無視して、接続詞の問題だけをやり続けましょう。
文章の意味が分からずに選べないときは、
お父さまやお母さまが接続詞の前後の文章の要旨を教えてあげて、
そのあとで本人に選んでもらうのもいいでしょう。
論説文において接続詞は羅針盤の役割を果たします。
接続詞に注意する習慣ができれば、文章の要旨も読み取りやすくなり、
論説文の読解力アップが望めます。
算数は規則性の問題(等差数列・階差数列や数表、周期算)がよいでしょう。
算数の苦手なお子さんでも、規則性を発見するのは楽しいものです。
答えを求める式が分からないという場合は、
手を動かして全部書いてしまいましょう。
書き上げることにより、「私にもできた!」という達成感を持ってもらうことが肝要です。
書く数字が100個以内なら、模試や入試本番でも書く時間はあります。
また、書いていくうちに、「あれ、これって省略できるんじゃないの?」とか、
「解答に書いてある式の意味ってこういうことだったんだ!」
などの気づきを本人が得たらしめたもの、すかさず褒めてあげましょう。
算数の勉強で褒められたという経験が、自発的な勉強へとつながります
それではまた。受験ドクター、久米でした。