東京・神奈川・千葉・埼玉の首都圏の有名私立中学受験では、ここ数年、子供の学力低下のため、入試問題も易しくなってきています。しかし、我々現場のプロ講師から見ると、偏差値70近くの難関中学として名高い開成中・麻布中・武蔵中・桜蔭中・女子学院中・雙葉中などいわゆる御三家と言われる中学校に合格していく子供の学力は、それほど低下しているようには感じません。これは、大人の世界と同様に、子供の世界でも、「学力の二極化」が進んでいることを意味します。

このため、我々プロ側の今後の課題としては、「成果が出やすい効率的な学習方法の開発」・「学習を楽しむ楽しみ方の指導」など、「勉強を上からやらせようとする。」のではなく、「自ら勉強をしたがる子」にいかに指導できるかということが重要です。この点に留意し努力したいと考えています。