模試の有効な活用方法

今回は、現時点でのおおよその位置がわかり、
課題が発見でき、
計画的に学習が進められるように、
どのように模試を活用すればよいかについて
当塾のカリスマ講師でもある安部公一郎塾長にお話を伺いました。

安部塾長、よろしくお願いいたします!

模試を受ける頻度

模試で気をつけるべきこと、それは「受けすぎ」です。
あれこれ不安感から、一つの模試の偏差値では満足できなくて、
1か月に3回も4回も模試の予定を入れてしまう。
そうなったら、本末転倒ですね。

なぜなら模試は、
復習しなければ意味がないですから。
さらに、模試でせっかく見つけた穴を埋めるための学習も必要です。

6年生ならば過去問も始まります。
過去問は志望校合格のために必須ですから
その時間をしっかり確保しなければならない。

通塾していると、それだけで時間がとられ、
ただでさえ残り少ない家庭での学習時間が模試によってさらに削られることになります。

模試は多くても月2回でとどめておくべきでしょう。

模試の活用方法

模試は受ける前、受けている最中、受けた後、と
それぞれの心構えがあります。

まず、模試を受ける前

自分なりの目標を立てましょう。
偏差値アップを目標にしてはいけません。
偏差値は結果論ですから。

ではどのような目標を立てるのか。

たとえば、理科なら、星座の問題だけは落とさないようにしよう!とか
算数ならば、旅人算だけはできるようにしておこう!とか。
各科目、一つだけ達成目標を具体的に立てる。

それが達成できたかどうかを模試でうらなうわけです。
せっかくしたのに、出なかった、ということもあるかもしれません。
でも出なかったから無駄だったわけではない。
今回たまたま出なかっただけで、
受験本番で出題されるかもしれない。

本番は6年の冬なのですから。
そこに向けて力を蓄えることを考えましょう。

要は、模試ってペースメーカーなんです。
目標を持って勉強するための指針にすべきなんです。
ですから、次の模試に向けて、
自分で自分の課題、目標を設定して攻略すべくがんばる。

ですから、立てるのは、守れる達成目標、
一か月間できちんとできる目標が望ましい。

次に模試を受ける際のお話をしましょう。

模試を受ける前に、今度は試験中の目標設定をします。
模試の受け方を工夫して試してみる。
早い話、失敗してもいいんです。

本番で自分に合った試験の受け方を模索するんです。
模試は練習なのですから。

ではどんな工夫をするかというと
① 時間配分を考えて、解く順番を考えておく
② 捨て問題をあらかじめ決めておく
③ 見直しの際、どこを見直すか考えておく

たとえば、計算ミスの多いお子さんでしたら、
計算は後回しにする。

計算ミスが多いお子さんは、
かえって初めに計算問題で手こずって、
時間をとられ、リズムをくずしてしまうんです。
むしろ解けそうな文章問題から解いて、頭にエンジンをかけて温めておく。
解く順番を変えただけで、
計算ミスが減った、ということも多々あるのです。

要は、自分がテンポよく解けるための受け方をあれこれ試す。
そして結果が返ってきてから、
自分の受け方をなぞり、
うまくいかなかった場合は、次回のやり方を考えてみる。

受験生の真の友は模試です。
この友は自分の足りない点を教えてくれる。
せっかくの友のアドバイスに耳をかたむけもせず、
点数や結果だけにとらわれているのは
もったいないと思いませんか。

最後に、模試を受けた後の注意点をお話しさせてください。

その日のうちにふり返りをしましょう。
そして、自分がどこで落として、どこができていたか、
その日のうちに把握しましょう。

解説を読み、それでもわからないところは、
翌日先生に質問できるように印をつけておく。

今ならわかる、解ける。
そういう問題があったならば、
実際の点数と関係なく、それが身に付いた力です。

あとは本番で少しでも多く自分の力を出せるように
今回の模試の結果から反省材料を拾い出す。
とった点数にこだわる必要はないのです。
くどいようですが、模試は練習なのですから。

テスト後の心構えとして、
この模試を受けたおかげで、
足りない点がわかり、それが改善できた、
という状態にもっていく
ようにすること。

模試は勉強の一環です。
受けすぎても、勉強しきれない。

適度な回数を申込み、
模試までに目標を定めて学習し、
模試で本番時にベストな受け方をするために模索し、
しっかりと振り返りをして、
受ける前より受けた後の方が確実にレベルアップしているように学習する。

がんばってください!
受験ドクターでは、私どもプロ講師が
いつでも相談を受け付けています。

※2013年9月16日メルマガより