基本問題には決まった解法パターンというものがいくつもあります。
同じように、応用問題にも決まった解法パターンがあります。
そして、応用問題だからこそ必要な力やテクニックというものも実はあります。
その解法パターンやテクニックを、このページでお伝えしてまいります。
第1回 問題文の読み方と整理の仕方
第2回 調べる作業を効率的に行う
第3回 図形問題に強くなる
ポイントを使って開成・筑駒・灘の問題を解こう!
ポイントが確認できるチャレンジ問題 前回の答え
ポイントが確認できるチャレンジ問題
条件を満たすものが見つかったか自信が持てない
⇒【ポイント№6】「最小・最大から調べていく」
効率良く調べていきたい
⇒【ポイント№7】「条件の裏を読み取る」
前回、数字を調べていくときには「制約の多い」0や9から考えていくと良い、というポイントを説明しました。今回のような問題でも、条件に合わせて調べていくことで、求めた答えが必ず条件を満たすことが決まってきます。
条件を満たす最小の数を答えるのであれば、最も小さい数である1から調べていきます。そうすることで、条件を満たす数が出た瞬間にそれが「条件を満たす最小の数」であることが決まり、それ以上調べる必要はありません。逆に、最大の数を求める場合は最も大きい数から順に調べていくことで求めることができます。
問題 1から5までの数字を1個ずつ使った5けたの整数32154は、どの連続する2けたをとっても、32=4×8、21=3×7、15=3×5、54=6×9のように、九九の答えの数字になります。1から9までの数字を1個ずつ使った9けたの整数のうち、このような性質を持つ整数を答えなさい。
(2015算数オリンピックトライアル問題)
※解答解説は次回掲載いたします。
東大合格者数34年連続No.1の開成、東大現役合格率No.1の筑波大附属駒場、西日本No.1進学校の灘。これらの名だたる男子中高一貫校を3つとも合格することは可能でしょうか?
答えはYesです。