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投稿日:2021年07月22日

テーマ: 算数

図形の折り返しに関する問題②

みなさん、こんにちは。
受験ドクター算数・理科科の川上と申します。

さて、本日は前回に引き続き図形の折り返しに関する問題に触れたいと思います。
前回と異なる視点が必要となります。

[問題]

下の図は長方形ABCDを頂点AとCが重なるように折り返した図形です。アの角度を求めなさい。
2021_0722_blog1

前回の講師ブログでは、折り返しの問題のポイントとして「合同・相似に注目する」という考え方を紹介しました。

今回のような、細長い形の長方形の折り返しでは、二等辺三角形があらわれることがあります。
2021_0722_blog2

上の図の赤い三角形は二等辺三角形です。これを利用して、ア=30°になります。

おまけにもう1問紹介します。

[問題]下の図は長方形を折り返してできた図形です。アの角度を求めなさい。
2021_0722_blog3

問題に書き込んだりする習慣のない子は苦戦するかもしれませんね。折り返す前の図が無い場合は、自分で書いてしまえば考えやすくなります。
2021_0722_blog4

上の図のようになります。最初の問題と似たような問題ですね。ア=70°になります。

折り返しのポイントは以下の3点です。

①合同・相似に注目
②二等辺三角形があらわれていないか
③折り返す前の図が無ければ書く

それでは、今回はこれで失礼します。

受験ドクター講師 川上亮

算数ドクター