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麻布中学校

1. 基本情報

住所 〒106-0046 東京都港区元麻布2-3-29
電話番号 TEL. 03-3446-6541 FAX. 03-3444-2337
最寄駅 広尾(地下鉄日比谷線)、麻布十番(地下鉄都営大江戸線)
URL http://www.azabu-jh.ed.jp/
MAIL soroku@azabu-jh.ed.jp

2. 募集要項

※詳しくは、麻布中学校のHPをご覧ください。

http://www.azabu-jh.ed.jp/nyushi/yoko2011.pdf

1) 出願期間

出願期間は、毎年1月20日頃から5日間程度のようです。

平日は9時~15時、土曜日は12時までで、日曜日は書類を提出できません。

出願する際は、下記の書類を用意し、麻布中学校に提出することになります。受付を済ませると、受験番号が載った受験票が渡されます。また、試験当日の時間割や注意事項が詳細に記載してある「入学試験についての諸注意」も受け取ります。

・麻布中学校所定の入学願書:3ヵ月以内に撮影した同一の写真2枚を使用します。写真は脱帽の上半身正面のものを使用するようにとのことです。試験中に眼鏡を使う場合は、眼鏡をかけた写真を使う必要があります。
なお、願書に書いた内容が事実と違う場合、入学を取り消されることがあるようです。

・受験料振込受付証明書(学校提出用):入学願書と一緒に受け取る銀行振り込み用紙を使用します。受験料(25,000円程度)を一番近くの銀行から振り込み、銀行受領印が押された「振込受付証明書(学校提出用)」を願書と共に出します。
なお、毎年12月1日から1月25日頃までの間に受験料を振り込むようにしてください。

2) 入学試験

毎年2月1日頃 集合時刻:午前8時30分
試験教科:国語・算数・社会・理科(終了時間は14時30分頃)
なお、面接はありません。

3) 合格発表

毎年2月3日頃、15時に麻布中学校中庭で合格者の受験番号が発表されます。合格者は事務室で受験票を見せると、入学手続きに必要な書類を受け取ることができます。

4) 入学手続

毎年2月4日頃、9時から12時までに下記の在学保証書と入学金を用意し、麻布中学校で手続きを済ませます。手続きが終わると、入学許可書を受け取ることができます。当日手続きを行わないと入学許可になりませんので、くれぐれもご注意ください。

・在学保証書:所定の用紙は合格発表日に受け取ります。保護者の署名・捺印を必ずしてください。

・入学金:現金のみで受け付けているそうです。金額は毎年320,000円程のようです。

なお、入学を許可された人は、毎年2月11日頃、13時から説明会に参加する必要があります。入学手続きを済ませた入学許可者は、本人が必ず出席しなければなりません。これに出席しないと、入学を辞退したことになり、入学の許可を取り消されてしまいますので、ご注意ください。

5) 注意事項

・入学願書用書類は麻布中学校の事務室で受け取ります(1部1,000円)。

・願書は原則ご持参します。郵送の場合は、受験票返送用に切手(770円)を貼った定形の封筒を同封して、期日必着で書留として出します。なお、着かない場合・遅れる場合でも配慮はされないそうですので、ご注意ください。

・入学金など納めた金額は戻ってきません。

・麻布中学校から麻布高等学校への進学は、全員ができるそうです。その際、別途の入学手続きが必要となります。高等学校入学金は180,000円程度のようです。

・奨学金なども用意されています。麻布学園奨学金制度(学費無利息貸付・大学卒業後返済)と、家計状況急変した場合には授業料特別免除制度があるそうです。

入学願書に記入した個人情報は、麻布中学校の入学試験及び入学諸手続にのみに使用されます。

3. 麻布中学校 Q&A

※詳しくは、麻布中学校のHPをご覧ください。
http://www.azabu-jh.ed.jp/nyushi/nyushiqa.html

1) 入学願書について

Q1

麻布中学校の学校案内や願書はいつ頃から入手できますか?

A1

10月中旬の土曜日に行われる、第1回学園説明会から配布しているそうです。有料で1部1,000円とのことです。

Q2

学校案内や願書はどのようにして手に入れますか?また、郵送は可能でしょうか?
学校案内及び願書は原則として学校にお越しになった方に頒布しているそうです。なお、遠隔地にお住まいの方については、郵送も可能だそうです。その際は、願書(郵送料込)1セット1,200円になります。事務室(願書係)宛に郵便小為替で送付してください。

Q3

願書には小学校の校長印の必要はあるのでしょうか?

A3

小学校長印(公印)は必要ないとのこと。入学許可が終わった3月初旬に小学校の在学証明書を改めて提出すればよいそうです。

Q4

眼鏡を持っているのですが、普段使っていない場合、願書に貼る写真は眼鏡をかけた写真が良いのでしょうか?それとも、かけていない写真で良いのでしょうか?

A4

答案に記入する際に眼鏡を使用する生徒は、眼鏡をかけた写真を願書に使用してもらいたいそうです。眼鏡を持ってきても、時計や黒板の注意書きを見るだけに使用する生徒は、眼鏡を着用した写真を使用する必要はないそうです。なお写真照合をする際、眼鏡着用の写真を願書に使った生徒は、眼鏡をかけた状態での写真照合を求められます。写真照合が終わり次第、眼鏡をはずせばよいでしょう。

Q5

願書に使用する写真は、カラーと決まっていますか?白黒でも構いませんか?

A5

カラー、白黒、どちらでも良いようです。

2) 出願手続きについて

Q1

願書は何時から受け付けていますか?

A1

願書は午前9時から受け付けているそうです。なお、受験番号の早くても遅くても合否には影響しないとのこと。

Q2

出願を郵送で行うことは可能ですか?

A2

願書は持参することを原則求められます。それでも郵送する場合は、書留速達で、770円分の切手を貼った受験票返送用の封筒を入れて出せば良いそうです。なお、不着・延着の場合でも特別配慮されないので、早めに出すのが良いでしょう。

3) 試験当日について

Q1

試験会場には腕時計を持って行っても構いませんか?

A1

試験会場には時計が用意されていて、腕時計を持ち込むことはできないそうです。携帯電話などの持ち込みもできないようです。

Q2

試験終了後に待ち合わせをしたいのですが、解散時間は何時ですか?また、待ち合わせ場所はありますか?

A2

下校時の校門付近の混雑をさける為に、14時40分頃から時間差で、保護者の方々と引き合わせるよう教室ごとに誘導し解散とのこと。また、校内には待ち合せの場所を用意しておらず、校門から愛育病院角の交差点までは事故防止の為、係員の誘導に従うようにしてください。

Q3

保護者控え室はございますか?

A3

学園講堂を控え室として用意しているそうです。

Q4

受験者の体調が悪い際は、配慮していただけますか?

A4

配慮するそうです。前日以前は当校保健室に、当日は事務窓口に集合時間前に伝えてください。

Q5

試験当日の開門は何時となっていますか?

A5

当日の控え室となる講堂は午前7時頃に開けるようです。集合は午前8時30分なので、午前8時15分頃までに来るのが良いでしょう。

Q6

試験当日、気象状況などにより交通機関に大幅に遅れが出た場合、どうしたらよいでしょうか?

A6

可能な交通手段でとにかく学校に行きましょう。入試開始時間が変更される際は、午前6時頃ニッポン放送で緊急放送するそうです。また、学園HPのトップページにも情報を掲載するそうなので、チェックすると良いでしょう。

 

4) 合格発表について

Q1

合格発表はどこで行いますか?何時に行いますか?

A1

発表は中庭で行われます。15時から17時頃まで掲示するそうです。

Q2

合格した際、合格書類は何時まで受け取ればよいですか?

A2

17時までに事務室窓口に来てもらいたいそうです。

Q3

合格発表は、電話で問い合わせることは可能ですか?

A3

電話での回答はしてないとのこと。

5) 全般について

Q1

学園説明会はいつ頃ありますか?参加する際は、申し込みなどは必要ですか?また、上履きを持参する必要はありますか?

A1

毎年10月中旬の土日とその翌週の土曜日の3日間、学園講堂で学園説明会を開催するそうです。13時過ぎに開場し、14時から約1時間半の説明会を行い、その後16時半まで校内施設の見学ができます。3日間とも同じ内容です。申し込みは必要ないそうです。校内施設見学で上履きが必要な所では、スリッパを用意しているので不要だそうです。

Q2

学校訪問、校内見学は可能ですか?

A2

学園説明会当日の施設見学の機会を利用するようにとのことです。

Q3

中学校・高等学校に転入はできますか?

A3

中学1年の募集のみ受け付けているようです。転入などの中途募集はないのです。

Q4

学生寮などの施設はございますか?

A4

寮施設等はないようです。遠方から入学の場合でも原則、少なくとも中学校段階では、生活指導をする保護者との同居を求められます。

Q5

保護者が遠隔地に転勤する場合、どのようになりますか?

A5

保護者が転勤する際は退学を認めているとのこと。その場合、中学1年生の第1学期まで在籍すれば、原則として帰国時等の再入学が認められます。なお、個人的に留学する場合でも、別途に学納金減免制度があるようです。

Q6

過去問はどのように手に入れたらよいでしょうか?

A6

事務室で昨年の入試問題を4科目1セット500円で販売しているそうです。なお、解答例はついていないとのこと。基本的に窓口販売ですが、遠方にお住まいの方には、試験問題・郵送料の合計740円を郵便小為替で事務室宛まで送付すれば、送ってくれるそうです。全額現金書留でも良いですが、切手は送らないでもらいたいそうです。

Q7

運動会、文化祭を見学したいのですが。

A7

運動会・文化祭とも、一般公開しているそうです。運動会は毎年第一土曜日に行われます。文化祭は毎年5月3日から5日の3日間です。

4.麻布中学校の授業方針

国語科

〈現代文〉麻布中学の現代文の授業では、中学3年間を通して確実に読解力をつけ、その上で記述力(表現力)を養成することを主眼としているとのことです。その上にたった深い人間認識が出来るようにするため、各学年の中で発達段階に応じた指導をしているようです。麻布中学では、様々な学校教材を用いて、幅広い人間理解とともに、豊かな感性や論理的思考力を育成することを目標とし、中3で、その総まとめと、高校での自律的主体的学習姿勢を形成するため、共同卒業論文が課題として出されます。麻布高校では、中学での学習を基礎として、多様なテーマの小説や評論を取り上げ、読解を進めていくことでより深い理解力、表現力を身につけさせることを目標としています。
〈古文〉次に麻布中学の古文の授業ですが、中2より文語文法を扱い、同時に初学者でも理解しやすい平易な題材を用いて、基礎的な古文の読解力を養います。高校では、中学で培った基礎をもとに、さらにレベルアップして、すぐれた古典の教材を選び、読解力・鑑賞力を身につけさせ、古典を楽しむことを目標にしています。最終的には、源氏物語等の古典文学を味読できることを目標としています。
〈漢文〉最後に麻布中学の漢文は、中3から高2までの3年間の必修とし、論語・史記・唐詩などの中国の古典の読解力をつけ、漢文の総合的な学力を修得させることを目標としています。

数学科

麻布中学の数学の授業では、中学、高校の6年間を通しての一貫教育の利点をいかし、内容に持続性をもたせ、無理なく学べるシステムにしているとのことです。つまり、中1、中2では、「数と式」、「方程式と不等式」、「関数」、「初等幾何」等の単元を扱い、基本となる式の操作や概念の修得を目的とします。また、中3では「高校数学の基礎」を扱い、高1、高2では、「微分積分」、「数列」、「ベクトル」、「複素数」、「行列」、「いろいろな曲線」等の単元を扱います。高2、高3では選択科目の設定を行い、演習にも重点をおいた授業を行っています。また、選択科目ではコンピュータを使った数学演習の授業もあります。主に、独自に作成したプリントを教材として使用し、生徒自身が数学的思考を育成して、自ら学習する力を養うようにしています。また、数学の楽しさや美しさを味わうことのできるようにと配慮しています。

英語科

麻布中学の英語の授業では、基礎力を徹底して養うことを主眼とし、生徒自身が持っている元々の能力を引き出すために、質、量共に多大な努力を要する内容になっているとのことです。中学3年間、1週間の英語の授業の内、1時間を外国人講師が担当しています。また、十分な理解をしてもらうため、分割授業を取り入れており、中2では週2時間、中3では週1時間分割授業を実施し、きめ細かい指導を心掛けています。高校では、文科省検定教科書のほかに副読本、独自で作成したプリント教材を使用し、様々なジャンルのあらゆる英語を「読む」、「聴く」、「書く」ことを通して、英語力を伸ばしていくことを目指しています。

社会科

麻布中学の社会の授業では、中1で世界の地理と歴史の分野を総合した「世界」という科目を設置し、中2では日本史を中心とした歴史的分野と地理の2科目を設置しています。中3からは公民的分野と日本の近現代史を、高1では必修である「現代」という科目で地歴公民科の基礎的知識を習得させると同時に、近現代の様々な問題を総合的に学習させ、中高一貫教育の特徴をいかしたカリキュラムとなっています。なお、高1では、「基礎課程修了論文」(通称「修論」)があり、地歴・公民分野より、各自自由にテーマを一つ選んで研究し、論文としてまとめる作業を課題として出されます。高2からは、幅広い選択制を取り入れています。日本史・世界史・地理は継続履修、政治経済・倫理・哲学は単年度履修とし、重点的に理解を深められるよう配慮しています。

理科

麻布中学の理科の授業は、中1から高1までを必修としており、物理、化学、生物、地学の4科目に分けて、それぞれ専門の教諭が担当しています。各科目とも中1、中2では、自然の観察と基礎的な実験を通して科学的なものの見方の習得に重点をおいています。中3・高1では、実験だけでなく論理的考察も重視し、それぞれの基礎法則の十分な理解を心がけています。高2は物理・化学・生物・地学の中から2科目を選択必修とし、科目をしぼって内容を深めています。高3は高2で選択した科目を自由選択としています。各学年にわたり、実験・実習・講義室8室を使って、生徒実験・演示実験・AV教材を有効に活用しています。

保健体育科

麻布中学の保健体育の授業では、中1から高2までの5年間にわたって柔道と剣道を週1回、クラスを分割して選択必修として行っています。また、中2では週1日午後から麻布学園多摩川グラウンドで球技や長距離走を実施しています。この授業では、肉体を鍛えるということだけでなく、精神面も同様に重視しており、心身の健康についての知識の理解と、合理的な体育実践を通じて、心身共に成長することを目標としています。

芸術科

麻布中学の芸術の授業では、日本画、西洋画、彫刻、工芸、声楽、器楽、作曲、書道といった様々な芸術分野に触れることが出来ます。それぞれに精通した教諭陣がそろっており、特に高校においては美術、工芸、音楽、書道の4科目を選択履修できるように配慮しています。

技術科

麻布中学の技術の授業では、栽培、加工、電機を中心とした授業を行っています。この授業では「単に物を作る」ということだけでなく、科学の基礎を実地に応用することを主眼としています。また、それぞれの学習に適した実習室として、加工室、電機室や大型の工作機械を備えて、栽培は環境の良い屋上で実施しています。

家庭科

麻布中学での家庭科の授業は、よりよく生き抜いていくための教科で、学んだことを行動に移せる力を身に付けてほしいと考えています。中1、高1を対象にし、生活者の視点から自分達の生活を見つめ直すことを目標にしています。中1は「グリーンコンシューマーになろう」、「ノーマライゼーション社会を目指して」、「食から世界を見る」のテーマでワークショップや調査学習を交えて授業をしています。高1は「家族」、「食」、「消費者問題」、「環境」などのテーマを扱っています。また、夏休みの体験学習では、老人ホーム、障害者施設でのボランティア、講演会、車椅子体験等の様々な内容を実施しています。他にも調理実習、幼稚園実習等も行っています。

情報科

麻布中学の情報の授業では、高2を対象とし、「情報C」に基づいた内容の授業を行っています。多くの生徒たちはすでに、パソコンや携帯電話など便利な情報通信機器に囲まれて生活しています。しかし、社会の情報化はこれから更に発展し、複雑化していくと考えられます。情報科では、情報の取り扱いについて、より深く考える姿勢を養うと共に、社会の情報化に関するいくつもの問題を的確に解決していく能力を身につけさせることを目的としています。また、授業は情報教室にて行い、生徒は1人1台ノートパソコンを使用して、教室内LANおよび外部ネットワークに参加する形で、様々な課題に取り組んでいます。

教養総合

2004年度からカリキュラムを改訂しました。それを機に、中3、高1、高2を対象として土曜日に「特別授業」(2時間)を設置しました(2007年度からは高1、高2を対象とし、名称を「教養総合」に改めた)。この授業は既存のカリキュラムや学年の枠にはとらわれずに行われます。生徒は、各学期にいくつかのテーマが設定されている授業の中からそれぞれ自分たちが関心をもった授業を選択します。「特別授業」は自分が興味を持ったテーマに継続して取り組むことを通して、生徒の勉学への積極性あるいは自発性を更に高めていくことを目指しています。

保健室

中1から高3までの年代は肉体的にも精神的にも発達の著しい時期です。しかも激しく変化する社会環境は子どもたちの心身の発達に大きな影響を与えています。保健室ではこうした状況をふまえて、長期展望のもとに一人一人の生徒への対応を心がけています。入学時の保護者面談をはじめ、健康管理や健康教育活動を実施しています。


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