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夏期講習前の重要なテストに向けて

みなさん、こんにちは。
受験ドクター南浦和校、国語担当の太田 陽光(おおた ようこう)です。

いよいよ6月も終わりが見えてきました。
6月末から7月前半にかけては、どこの塾でも重要なテストが行われます。

日能研では
6/29 実力判定テスト(5年以下)
6/30 志望校判定テスト(6年)

サピックスでは
7/7 組分けテスト(全学年)

四谷大塚・早稲田アカデミーでは
7/7 合不合判定テスト(6年)
7/13 組分けテスト(4年)
7/14 組分けテスト(5年)

これらのテストは、夏期講習の組分けに大きく影響します。
塾側は、生徒の成績に合ったクラスで受講した方が伸びるとおっしゃいますが、
志望校合格のためには、
夏期講習はひとつでも上のクラスで受けたいというご家庭のお考えはごもっともですし、上のクラスのあの先生に教わりたいという、お子さんのモチベーションも大切だと思います。
何より、上のクラスでやってみないと分からないのが真実です。

範囲のないテストは、対策のしようがないから、それに向けた勉強はしなくてよい。
ということをたまに聞くことがあります。

それは間違いだと私は思います。

テストは時間がかかるものです。
貴重な勉強時間を割いて、
わざわざ数時間かけてテストをするのに、
それに向けた勉強をするという気持ちがないまま受けたのでは、
もったいないと思います。

では、テスト対策として何を行うのか?

ここで想像してほしいのが、入試対策として何を行うのか?ということです。

そうです。
テスト範囲のないテストは、入試本番を塾側が意図して作成したテストとも言えるのです。

入試対策として事前に行うことを、範囲のないテストでも行いましょう。
それは以下の二つです。

①傾向を知る

これはテストの形式を確認するということです。
たとえば、大問1の漢字が何題、何点分出題 大問2は言語要素で何点分 大問3と大問4が文章題で、記述が何問・・・。という情報を確認します。
これにより、テストの際の時間の使い方をイメージできます。

②自分の課題の克服に時間を割く

夏期講習前のテストは、通常のテストよりも難しいことがあるかもしれません。
満点を目標にすることは良いことですが、
実際問題として満点を取ることは(特に苦手な科目において)現実的ではありません。

そこで考えてほしいことは、
テストで落としてはいけない問題で落とさないようにするための努力です。
自分の課題が何であるのかを把握しているならば、それをテスト対策として行ってください。

では、何を教材にし、どんな勉強をすればよいのか?
今まで行った通常テストで、正答率50%や70%のもので自分が間違えたものを、
もう一度行うのが一番行いやすいと思います。
そのうえで、授業で使ったテキストや問題集の、その分野を扱った問題を行いましょう。

真剣に受けたテストは、解き直しのときに、自分の課題がより明確になります。
その課題を知ったうえで夏期講習を受ければ、
実力は確実につくと思います。

重要なテストを余すことなくいかしましょう。


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