夏明けも気を抜かないで!
みなさん、こんにちは。
受験ドクター南浦和校の橋本です。
夏期講習の真っ只中というところですね。
体長を崩したりはしていないでしょうか?
毎日の授業の復習、宿題などで手一杯だとは思いますが、
夏期講習が終わったあとのことも考えておかなければいけません。
「この夏頑張った成果を8月末(9月頭)のテストで発揮するんだ!」
そんな意気込みが聞こえてくると、私も気が引き締まります。
しかし40日という短期間で劇的に成績が上がるものでしょうか。
たしかに夏期講習は広い範囲の復習に最適です。
いろいろと忘れてしまった知識を思い出せるでしょう。
ここで問題なのは、思い出した知識をどれだけ定着させられるかということです。
普段から必死に復習して知識を使いこなせているお子さんであれば、
授業を受けて宿題をしていくだけで知識は完成するかもしれません。
しかし、多くのお子さんは知識を定着できないままになってしまいます。
せっかく頑張ったのにもったいないですよね。
夏は入試の天王山!
確かにその通りではあるのですが、重要なのはその後です。
多くの集団塾において「7・8月は講習で忙しい」&「10月以降は過去問で忙しい(6年生)」
「じゃあ9月は?」
実は特にやることが無いんですよね。いわゆる中だるみの期間になりがちです。
そこでおすすめしたい過ごし方として
9月は夏期講習の復習期間!
夏期講習の学習は9月いっぱいまで使って完成すると思っていただいて良いです。
想像してみてください。
1日6時間以上授業を受けて、その日のうちに授業内容をすべて覚える。
それを毎日毎日繰り返し行い、休日には他の課題に手を伸ばす。
大人がやろうとしてもなかなか達成できませんよね?
「おぼえたつもり」で終わらせないために、学習スケジュールの手助けが必要です。
子どもの脳は短期記憶がメインです。
知識の少ない子供たちは、ことがらを関連させて覚えるのが少し苦手です。
一度にたくさんのことをとにかく覚えて、その中で必要ないと判断した記憶を忘れていきます。
覚えるのも得意ですが、忘れるのも得意なんです。
必要な記憶として定着させるには、やはり「繰り返し」です。
人間は3度繰り返せばたいがいのことは覚えられるといいます。
1度目⇒塾の授業、2度目⇒家で解き直し、3度目⇒???
この3度目を9月中に実施できると、夏の成果が最大限に発揮されるわけですね。
2~3週間もすれば記憶が薄れはじめるので、タイミングは最高です。
親御様にご協力いただき、自分の口で説明する経験を積ませるとさらに効果倍増です
貴重な9月の1か月間を中だるみにしてしまわないように、復習予定を立てておきましょう。
最新過去問もほとんどの中学校は9月までに発売されます。
購入して机の上に並べておくと、やる気アップ間違いなしです。