1.直感的である

子どもはもともと論理の構築を学ぶ前段階にいますから、当然、あてずっぽうに判断することが多いもの。

しかし、小学校の高学年ともなると、お子さんによっては学校や塾で学ぶことを体系的にとらえ、
そこから何事かを判断しようとする姿勢が芽生えてきます。論理性の萌芽ですね。

成長するにしたがって、この論理性を重んじる傾向が強まっていく場合と、
経験値の高さによる瞬時の判断を好む傾向が強まっていく場合とに分かれてきます。
後者がいわゆる「直感的タイプ」と言われる人です。

お子さんは今のところ、どちらの傾向が強いでしょうか。

余談ですが、実は「勘」とか「直感」とよばれるものの正体は「経験値」によるものが多いとか。
頭でっかちで実用にむかない机上の空論を弄ぶより、
よほど信ぴょう性の高い選択方法だ、とする人が多いのもうなずけますね。
棋士やスポーツ選手の多くは、論理的に訓練し、試合では経験値の高さで瞬時の判断を行うといいます。
勝負の世界では、論理性も直感力もどちらも必要だというわけです。

2.人には協力的である

気の利く子、利かない子、の違いはまず気づくか気づかないかにあります。
想像力の強いお子さんほど、気づきが多く、相手への気遣いにつながりやすい傾向がありますね。

想像力があると、好きな人の喜ぶ顔が見ることで自分まで嬉しくなる、
他者に喜んでもらえることが自分の喜びになりやすいともいえます。

まあ、中にはわかっちゃいるが、ほかの欲望が強くてなかなか手伝いまでする気になれないという精力的なお子さんや、
不器用で手伝うことによる失敗をおそれるお子さん、手伝うことで人からどう思われるかが気になる自意識過剰気味のお子さんと、お手伝いしない(できない)理由はさまざま。

お子さんの多くが、「時にはある」「それほどない」のどちらかの回答になるのではないでしょうか。
また、それが健全な発達段階ではないか、とも個人的には思います。

3.自説は滅多に曲げない

子どもは柔軟性に富む一面を持つ反面、握った論理は離さない、かたくなな一面があることは、
親ならば当然知っているもの。

屁理屈をこねてでも、自分の欲求を押し通そうとする、これもまた発達段階の一つではあります。

ましてや未熟な論理性しかもたない存在、いったん相手の言うことを受け入れ、検証し、
そのうえで自説に正当性を見出す、なんて芸当はなかなかできないもの。(まれにできるお子さんはいます)

ただ、相手の言うことにも耳を傾けようという気持ちがあるかどうか、は個人差が出るところ。

もしも③の傾向が強いようなら、いったん自説は引っ込めて、
とりあえず相手の言うことを聞こうとする大切さを言ってきかせることはとても大事です。

もっとも自分の主張が強いタイプは生命活動エネルギーも豊富。
生命力の強さは貴重な資質といえるでしょう。

4.人に物事を強要することがある

兄弟がいる場合、こういった一面を目にすることもあるかもしれません。
友だちに対しては出なくとも、甘えのある相手にはついつい出てしまう。
相手の立場に立って考えられるような言葉かけをすることで、抑えられる行動です。

力関係が上の場合に起こることなので、
うまく指導すればリーダーシップを発揮する資質を持っているということでもあります。

5.ネアカである(根が明るい)

よく言えば前向き、悪く言えば、ものごとの問題意識に乏しいともいえるかもしれません。
問題をきちんと向き合ったうえでの楽天的発想なのか、という点、親としては心配になりますね。

でも自己を肯定的にとらえられるのは他者への理解の第一歩だともいわれています。

6.人の話は良く聞く方である

人の話を聞く姿勢の有無は、他の資質にもかかわる大事な要素。
外に向かってエネルギーが放出されているお子さんだと、
好奇心の矛先がよそに向いたり、外部の刺激に気が散ったりしやすいかもしれません。

現時点でのお子さんの行動として備わっているのか、否か、正しく認識して大切な躾の一環として取り入れたいものです。

7.データを集めるのが好きである

データ好きな成人男性は多いもの。
どちらかというと女性より男性に備わっている傾向かもしれません。
すぐに「何%か?」「どれくらいの割合か?」等、話の中に具体的数値を入れたがるお子さんがこの傾向にあるといえます。

社会科でも、漁獲量や野菜の自給自足率の変遷などを数値で答えられるタイプでしょう。

なんでも数値化して聞かされた方が実感としてつかめる、という感覚は多かれ少なかれ誰しも持っているものですが、
自ら数値化するとなるとその数は限られてくるのでは?

さあ、あなたのお子さんはいかがでしょうか。

8.横柄な態度をとることがある

いわゆる「いばりんぼう」の側面を持っているお子さんは多いのかもしれません。
ただ、行動として表に出やすいかどうかの傾向でご判断下さい。

9.しゃべり過ぎることがある

調子に乗ってぺらぺら話してしまう、やや軽率なタイプ。
(耳が痛いです)
しゃべりすぎると、つい心にもないことを勢いづいて言ってしまうことってありますね。

10.優柔不断なところがある

優柔不断、と称されるタイプです。
後悔することを極度に恐れて決断できない場合ですと、慎重さや安定志向、といった資質と関係ありそうです。

中には、あれもこれも欲しいというよくばりさんもいるのかも。

11.柔軟な考え方があまりできない

柔軟な思考の大切さが叫ばれて久しいですが、臨機応変、変幻自在、とはどうしてもいかないもの。
鈍くて反応が遅れる場合と、頑なで自分の思考の枠からはみ出ることができないタイプが考えられます。
訓練次第で改善できる面でもありますね。

12.わりとクールである

あまり人に執着しない、自分の本当にやりたいことのためには、他人にどう思われても平気。
という割り切りができるタイプ。グループでなくとも一人で行動できる、自立型。
過ぎれば、協調性という面に欠けて見えることも。

13.対人関係は上手い方である

自己の役割を理解し、そのようにふるまえ、また場の状況を読んで、適した対応ができるタイプ。
人と人との間のバランスをとることのうまい調整役。
小学生でこの行動ができるのは、すごい、の一言。

14.少々頼りないところがある

いわゆる「あてにならない」「たよりない」タイプ。
「大丈夫かしら。ハラハラ…」と親の気をもませるタイプです。

15.理屈っぽい話をよくする

すぐに「どうして」と、屁理屈ではなく、真剣に理由を知りたがる、論理性を重んじるタイプ。
「なるほどね」という言葉をよく用いるのも特徴です。

16.精力的に動いている

精力的に動きまわって物事を処理していく、行動力のあるタイプ。
日常生活における運動量が、他の子より多いのが特徴です。

17.物事に飽きやすい

いわゆる「熱しやすく冷めやすい」タイプ。
ひところの流行にうわーっと流され、流行が収まるにつれ、熱が冷めていく。
流行に敏感なタイプといえば聞こえはいいかも。

18.世話好きな方である

「大丈夫?」という言葉かけが多いのが特徴です。
具合の悪いとき、お子さんがいつもより聞き分けが良かったり、お手伝いしたりという面があるなら、
「非常に傾向が強い」「傾向が強い」にチェックを!

19.忙しい時は人によそよそしくなる

仕事量が自分のキャパを超えた時、大人でも無表情、外界に対して気を遣わなくなるもの。
いっぱいいっぱいの印象です。

20.自分本位である

これは家庭では多かれ少なかれ、子どもが見せる一面でしょう。
学校や集団の中でどうか、という視点の方が大事になる質問事項ですね。

21.軽率な発言がある

悪気はないのだけれど、言っていいことと言ってはいけないこととの区別がつきにくいとこうなります。
想像力の欠如と結び付けられやすい面です。

22.率直に物を言わない

日本人にとって、自分の意思をはっきりさせることは至難の業。
これから先の世の中、大切な言動ではあります。

23.準備をわりときちっとする

計画的に行動ができるタイプ。
事前準備ができるということは、現在や過去から未来を予測する力があるということでもあります。

24.決断力はある方である

決断する時の潔さ、速さに注目してチェックしてください。

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