麻布中の国語 入試問題のはなし その1【vol.232】

第232号 2015-06-24

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麻布中の国語 入試問題のはなし その1

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6月。
私のなかでは、夏到来!です。

先日の6月11日のクラスアップセミナー、
おかげさまで大盛況のうちに終わりました。

その時の様子を
FB(フェイスブック)とHPにアップしていますので、
ご覧ください。

プライバシー保護のため、ボカシを入れていますが、
盛況であったことは、おわかりになるかと思います。
私もメルマガの読者さんたちに
リアルにお会いできて、
感謝感激!でした。
たくさんのご参加、そしてご清聴、
まことにありがとうございました。

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受験ドクターでは、
これからも中学受験のお役に立つセミナーを
色々と発信してまいりますので、
ぜひ楽しみにしていただき、
お子さまの中学受験の成功にお役立てください!

さて、本日は国語のお話です。

麻布中の国語の入試問題のはなし その1

さて、
中学受験の対象校は数あれど、
国語の入試問題が優れている中学はどこ?
という質問に対しては、
多くの有識者が「 麻布中 」と答えます。

これは、
麻布中の素材文の選び方が
小学生対象としては秀逸であり、
設問となっている箇所が、
なるほどこれは読解の要だ、
と思われるところばかりを尋ねてくる点、
実に玄人受けする良問なのです。

ということは、
それなりに難しい?
いえいえ、
それなりどころか、「しっかり」難しい。
でもそのむずかしさは、
桜蔭中や開成中のように、
小学生の枠から逸脱したむずかしさでない点が、
非常に優れているのです。

国語が大好きなお子さまにとっては、
麻布中の国語は解いていて楽しい、という声をよく聞きます。

そして、
実は国語のプロ講師にとっても、
麻布中の国語は「読んで楽しい」「解いておもしろい」。

うちは女の子だから、男子校の国語は関係ないわ〜
と思わないでくださいね。
一般的に国語は女子校のほうが、男子校より難しいのですが、
開成・麻布・駒東・栄光学園あたりになると、
女子の難関校と比べてもそん色のないむずかしさ。

女子難関校を目指すご家庭にも役立つはずです。

そして、
意外に思われるかもしれませんが、
今からひも解く麻布中の国語は、
どんな学校にも応用のきくヒント満載です!

今回は、
全国私立国公立中学のなかでも、
群を抜いて「国語の入試問題」に定評のある
麻布中の国語2014年版を一緒にひも解いてみましょう!

麻布中の国語 どこがおもしろい?

さて、
2014年度の国語の問題
大山淳子「ミスター・クリスティ」。
前半こそ抜けていますが、ほぼ全文掲載、もとい出題です。
字数にして約1万字!
この長さ!こそが麻布中の身上なのですが、
他の学校と一線を画しているのは、
長くても「面白い」、一気に読めてしまう点です。
「ものがたり」のおもしろさを体験したことのあるお子さまなら、
ぺろりと読んでしまうでしょう。

今日は、
そのぺろりと読めない、
つまりあまり国語が得意でないお子さまに
麻布の国語のアプローチ法をお教えします!

まず、「ミスター・クリスティ」の中で、
「視点人物」は自転車の「クリスティ」です。
「視点人物」の選定ポイントは、
だれの目を通して描かれているか、
ということ。

「視点人物」を簡単に判断するには、
心中が明らかにされている人物を探せばいいのです。

今回の素材文は、
「クリスティ」という「自転車」の心中が描かれています。
つまり、「クリスティ」の目を通して描かれる世界、
という設定です。

「ものがたり」でよく使われる、
無機物が擬人化されて語る手法に
まずは、抵抗感をなくしましょう。
擬人化されている限りにおいて、
「それ」は人物と同様に扱って構わないのです。

話は脇道に逸れますが、
中学受験の常識において、
少年少女が出てくる物語文のおよそ80%近くは
少年少女の成長物語です。

ジブリアニメの名作、「千と千尋」の解説で、
宮崎駿は、
「これは、少女の成長物語ではない。」
と明言しました。
「これは、人が根源的に持っている生命力を
発見する物語なのだ」
というようなことを言っているのを読んだ私は、
さすが、宮崎監督、
現代社会のような
極限で生きていく力を試されない世界では
だれもがもともと持っている人間の生命力が
なかなか発現しないという
警告的メッセージでもあるんでしょうねえ、
と思った記憶がございます。

でも、
宮崎監督、申し訳ない、
「今まで眠っていた力が体験や環境を通して発現する」
ってのは、
やはり大きな括りでの「成長物語」なのですよ。

で、
麻布中の「ミスター・クリスティ」です。
これも実は「クリスティ」の持ち主である
「つよし」のある意味成長物語なのですね。

だって、
「つよし」は「クリスティ」を「捨てる」んです。
捨てきれなかったもの(=「クリスティ」)を
大切な何か(=「母親への感謝と愛情」)のために「捨てる」。

これが、成長でなくて、なんでしょう。

じゃあ、何が麻布中、何が難しいかって?

長くなりますので、
次回、麻布中のむずかしさについて言及してみましょう。

次回の配信予定は6月30日(水)午前9時です。

お楽しみに!


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