中学受験 解くスピードを上げるには~国語編~【vol.225】



第225号 2014-09-11

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解くスピードを上げるには 〜国語編〜

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9月も半ば。
怒涛のテスト、テスト、テストで、
泣いたり笑ったり怒ったり。

もはやこの時期の風物詩。
でもご家庭にとって模試の結果は、
わが子の一大事であることは、
胸が痛くなるほどわかります。

どうぞ客観的に状況をとらえて
どうすればよいかを考えて、
どうかどうかお子さまを追い詰めないように、
なにとぞよろしくお願い申し上げます。

ついついうっかり
「言いすぎちゃった!」ってときも、
大丈夫、子どもはたくましい。
親御様の愛情を信じて疑わない彼らは、
あっという間に回復して、
また同じような間違いをやらかすにきまってる。

それが小学生の子どもの普通の姿です。

注意すべきは、

お母さまに比べて、
お父さまはパワーと威厳がおありなので、
あっという間に子どもをぺしゃんこにしてしまいます。

どうぞ
お子さまのたくましい回復力を超えるほどの
お叱りは勘弁してあげてくださいね。

さて、
またしても間が空いてしまったメルマガ。
申し訳ございません!

いやいや、
既に言い訳のタネも尽き果てました…。
本日、今日ここに宣言します!
今度こそ毎週木曜日に出します!
嘘はつきません!

メルマガまだですかとお電話くださった方々、
楽しみにしています、と言ってくださった方々。
そして、
一応届いているから見てやるか、と思ってくださっている
多くのご家庭に、
心よりお詫び申し上げます。

今回は、国語の話題です。

多くの親御様を苦しめてきた、
「ウチの子、解くのが遅い!
読むスピードが足りない!」
というお悩みに対する回答です。

受験ドクターでは、毎週各大手集団塾のサポートをしております。
ぜひご活用いただき、中学受験を楽しく成功させてくださいませ。

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解くスピードを上げるには
〜国語〜

■□ 読むスピードは関係ない! □■

「ウチの子、読むのが遅いんです。
だから国語のテストのとき、
時間がたりなくなっちゃって・・・」

非常によく聞く保護者様からの訴えです。

読むスピード。

たしかに個人差がありますね。
大人にだってある。
単行本一冊、ぺろりと読んでしまう御仁もいれば、
何日もかかって読み上げる方もいる。

ちなみにワタクシは昔から信じてもらえないほど早い方。
情報収集の読みと味わう読みとは区別していますが、
味わう読みですら、おそらくそこらの方には負けないと思います。

自慢?
いえいえ、
だからなんだってんだ?って話。

実はこれはワタクシの大学院のときの
指導教官からの受け売りです。

ワタクシが異様に早く読むのに舌を巻いた同期の子が、
それを先生に伝えたんですね。
そしたら、上記の台詞です。「だから?なんだってんだ?」

早く読めばえらいのか。
早く読めれば時間の節約になって得をするのか。

なんでも早ければいいってものではない。
それがたとえ、受験の時間制限のある中でも。

受験で大事なのは、正答率です。
時間内に高い正答率を得たものが合格するのです。

スピードに正しさが掛け算されなければ、
スピードそのものに拘る意味は無い。

詭弁に聞こえますか?

スピードが速くても
本文の読解が追いついていなければ、
少々スピードに難ありでも、
解く際には差を詰めることができる。

正答率で逆転することも可能です。

■□ 設問処理のスピードこそ命 □■

それを証明してみましょう。

小学生の理想の読むスピードは、
400字につき、20〜25秒くらいです。
これは、音読のスピードから割り出しています。
人にわかりやすく伝える音読のスピードは
400字詰め原稿用紙1枚あたり、約60秒。1分です。
目で読む黙読は、音読の約2.5倍。

ですから、たとえば4000字の本文なら、
早い子で3分半ほどで読み終わります。
これに線引きなどの作業を含めても4分少々あれば
読んでしまうでしょうか。

遅いお子さんだと、10分弱かかります。
つまり、音読のスピードで読んでいる計算になります。
これは、単なるだらだら読み。やる気の問題です。
本当に一生懸命読んで遅いのならば、8分程度です。

(一生懸命読んで、8分以上かかるのならば、
原因は別にあります。
言葉がわからずにひっかかっているとか、
何度も読み返しながら読んでいるとか。
これは、発見して、前に進む読み方を教える必要がありますが、
とりあえず、今回の話には含みません。)

さて、4000字で早い子との差、4分。
大問2題あれば、8分もの差がつくことになりますね。
でも実際、4000字4分のお子さんはそんなに多くはいません。
平均して5分。
ということは遅い子との差6分。

50分のテストの設問にとりかかる時間が
40分のお子さんと
34分でとりかかるお子さん。
一見、ものすごく不利に見えますが、
実は思ったよりは不利ではないのです。

大切なのは本文理解と、
問題処理のスピードです。
問題処理が遅い方が、時間という点では致命的。

設問のポイントを素早く抑え、
どこがヒントなのかを読みとり、
問題処理を速くすれば、
6分の差は3分に縮みます。

さらに、
遅く読む分、
早く読む子より、
きちんと本文理解ができていれば、
正答率にも大きく差が開く。

速く読めるお子さんに
国語の得意なお子さんが多いため、
ついつい読むスピードが
得点差がつく原因と思われるようですが、
読むスピードだけ上げたって、
速く読んだ分、理解がついていかなくなって、
正答率が下がるなら、
それは、本末転倒というものです。

国語ができない原因はスピードにあらず!

それをはき違えて、
お子さんの理解できないスピードで読むことを強いるのは、
逆効果といえるでしょう。

時間を意識して、
急いで解こうとする姿勢はとても大切。
そうすれば、
読むスピードはわずかに上がります。

しかし、
読むことだけに焦点をあてて、
速く読むことが点数アップの方法だと考えるのは、
早計、いや明らかな誤りです。

まずは、
設問処理のスピードを上げるための、
解法を身につけましょう。

それが、国語を解くスピードを上げる最短の策。

それって、どうすればよいの?
という質問が想定されますので、
次回、国語の設問処理のスピードを上げる方法について、
具体的にお教えいたします!

次回!
といって、いつぞやのように続きがない!
なんてことにならないよう、
今日から心しますね。

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