最新記事 2017年05月16日

テーマ: 算数

おすすめ算数パズル

みなさん、はじめまして。
算数科の司馬慶二と申します。

今回からブログを担当することになりました。
今後ともよろしくお願いします。

さて、算数で悩んでいらっしゃるご家庭は多いと思います。
この時期
「最近、算数が下がってきて/伸び悩んでいて・・・」
という相談をよく受けます。

その中でも
「解き方はわかっていたのに、途中で計算ミスをしてしまう・・・」
というお悩みは多いです。

肝心のテストの際に計算ミスをしてしまって、
残念な結果になってしまったという経験はございませんか?

よくある原因は以下のようなものです。

①字を雑に書くため、数字や符号の見間違いをしてしまう
②計算スペースを無計画に使うため、どこに何を書いたかわからなくなる
③頭ではわかっているのに、(無意識に)違う数字を写してしまっている
④頭の中でいくつもの処理を一度にやろうとして途中でパンクしてしまう

「毎日計算練習しているのに、なんで間違うのかしら?」
と思われることも多いと思いますが、
原因を発見し、自分の「クセ」を知ったうえで、修正しようという努力をしながら練習をしないと、
なかなか計算力はついていかないでしょう。

まず、原因を探るのに一番良い方法は、
「実際に計算をしている過程を第三者が観察・分析すること」です。

親御様からお伝えするよりも、やはり第三者から言われた客観的な意見・アドバイスの方が子どもはきいてくれます。

受験ドクターの体験授業ではこのようなことも当然チェックしていきますので、
ちょっと気になった方はご利用ください!

さて、今回のテーマは「おすすめ算数パズル」

計算力を上げるにはもちろん計算練習は必要です。
ただ、子どもは楽しいことが好きですよね?

机に向かうだけが勉強じゃありません。
学校の行き帰りや塾に向かう電車の中の
ちょっとした「すきま時間」を利用して、
楽しく、賢く計算力をつけていきましょう!

親子の会話の中に、ちょっとした「遊び心」を入れてもらえると、
知らぬ間にお子様が「数字好き」になっているかもしれませんよ!

さて、まず1つ目は「面積ダンジョン」です。
すべて長方形でできた図形の「?」の長さを「暗算」で求めるパズルです。

みなさん、解けましたか?
ほどよく脳を使ったのではないでしょうか?

ちなみに、この「面積ダンジョン」という名称。
Googleで検索してもヒットしないので、私が最初の名付け親ということになります。(笑)

だだ、この「面積ダンジョン」はさすがに問題が書いてある紙か画像がないとできませんよね・・・

そこで2つ目の算数パズルのご紹介です。
これは、いつでも、どこでも、紙や筆記用具なしでもできるものです!

その名は「Make10(メイクテン)」

直訳すると「10を作れ!」です。

4つの数字を「たしたり」「ひいたり」「かけたり」「わったり」、
必要に応じて(カッコ)を使って、計算結果を「10」にするものです。

昔からある数字パズルの1つで、アプリも開発されています。
アプリによっては数字の順番を変えていいものもでていますが、
ここでは「数字の順番は変えない」というルールでいきたいと思います。

これをやるにあたって大事なことは「暗算する」ということです。
紙とペンがあればどうしても書きながらやってしまいがちですが、
道具を使わず「暗算」でやることに意味があるのです。

具体的に見てみないとわからないでしょうから、
いくつか問題をご紹介しますね。

shiba2

さて、みなさんはどのレベルまで解けましたか?
もしかしたらお子さんの方が早く解けてしまっているかもしれませんね!

レベル★★★★★ の問題はかなり難しく、大人でも苦労すると思います。
(※答えはページの最後にあります。)

答え合わせの際に注意してほしいことがあります。
それは(カッコ)を使うタイプの問題の答え合わせです。

実は、多くのお子さんが(カッコ)の使い方がヘタなんです(笑)
これが計算力の弱さにどれくらい影響しているかはわかりませんが、
何らかの影響を及ぼしていると感じています。

具体的に見てみましょう。

レベル★★★   7 9 1 2

この問題の答えは、79÷(12)なのですが、
答えを口頭で言う場合、「7たす9わる1たす2」
と言うお子さんが多いです。

ここまで言えるということは、
おそらく頭の中では(1+2)を先にやっているはずなのですが、
正確に「7たす9わる カッコ1たす2カッコとじ」
と言えるお子さんは少ないのです。

さらに、「何かたりないなぁ」とか「カッコのところがおかしいなぁ」とヒントを言った場合、
「あ、わかった!こうでしょ!?」と言って、次のような間違いもやりがちです。

7+(9÷12)

おそらく頭の中では、
「9と1と2で3を作るから、この部分が大事なところだ!」
みたいな感じで、大事な部分にのしをつけるかのように
カッコをつけてくるお子さんも結構多いです。
(カッコの意味が分かっていない可能性があります・・・)

したがって、カッコを含む答え合わせのときは、特に慎重に聞き取ってください。
わかりづらい場合は答えのみ紙に書かせてもよいかもしれませんね。

加えて、お子さんから「答え教えてー」「解き方教えてー」と言われても、
グッと我慢して簡単に答えを教えないようにしてください。

苦しみ、あがき、脳が疲れるまで考えることで脳内に変化が起こります。
つまり、この負荷によって頭の中の数を扱う領域が育ち、
知らぬ間に計算力がついているという結果につながるのです。

ただし、あまりにも解けないでイライラしだしたり、やる気を失いかけていたら、
ちょっと逆効果かもしれませんのでヒントを出してあげてください。

その時のヒントの出し方は「最後にこの数字を使って10になるよ!」と、
最後の一手だけ伝えてみてください。
そうすれば残りの3つの数字だけ考えればよいですから少し楽になります!

Make10の計算をするコツというものはある程度あるのですが、
それを最初から聞いてしまっては面白さが半減してしまいますので、
ここでは伏せておくことにします。
(どうしても知りたかったら、私をみつけてきいてください!)

レベル★や★★の問題ならば、小学生の低学年からできると思います。
こういうパズルは幼いころからやらせておくとより効果がでますので、
ご弟妹やお知り合いの方にも是非おすすめしてください!

それでは、また次回お会いしましょう!

【面積ダンジョンの答え】
7㎝

【Make10の答え】
レベル★     5234
レベル★★    3×691
レベル★★★   79÷(12)
レベル★★★★  (9×999
レベル★★★★★ 4÷(13÷5)