メニュー

投稿日:2018年01月22日

テーマ: その他

入試会場に向かう3つの心得

皆さんこんにちは。
受験ドクターの理系講師、澤田重治です。

さて、東京都の一般入試が解禁となる2月1日がいよいよ近づいてきました。
私も長いこと塾の講師をしていますが、
この緊張感だけは、何年経験しても慣れることがありません。

自分でテストを受けるわけではない私ですらそうなのですから、
初めて入試を経験している受験生たちは、さぞかし大きな不安の中にいることでしょう。

そこで、今回のブログでは、
入試を目の前にして足がすくんでしまっている受験生を勇気づけて、
元気に試験会場へと送り出したいと思います!

(1) その壁は高くなんかなっていない!

十分な準備をしてきた人だって、入試が近づけば不安になります。
いえ、一生懸命やってきたからこそ不安になるのかもしれません。
だって、莫大な時間と労力を掛けてきたのですから、絶対に合格したいじゃないですか!

そこで、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
「不安の対象は、近づくほど大きく感じるものだ」ということです。

入試が近づいたからと言って、急に志望校の問題が難しくなるわけではありません。
日が近づくにつれて、合格最低点が上がるわけでもありません。

越えなければならない壁の大きさは、ずっと変わっていないのです。
すべては、入試日が近づいたことによって引き起こされる錯覚であり、幻影なのです。

今まで、その壁を越えるために入念な準備をしてきたのですから、
何も恐れることはありません。

さあ、勇気をもって立ち向かいましょう!

(2) 力を出し切ることだけ考えよう!

「本番では力を出し切れるように頑張ります。」
皆さん、口々にそう言いますが、
残念ながらほとんどの方が「力を出し切る」ということを誤解しています。

どれだけ集中しても、持っていない力は出ませんよ。
まさか、気合を入れることで、「カン」の正解率を上げようというわけではないですよね?

持っている力を出し切るということは、
「解けるはずの問題をきちんと正解すること」なのです。

言い換えれば、「ケアレスミスをしない」ということ。

いつもは解けない、苦手な問題まで解かなければならないと考えると、
気負いすぎて、十分に力が発揮できなくなります。

過去問演習を通して各々が立ててきた戦略の通りに、
きちんと解くべき問題を解くことが大切です。

(3) 自信がなければ作ればいい!

心理学の世界には、昔から
「人は悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのか」
という言葉があるそうです。

私たちは、幼い頃から、
「悲しいから泣く」
ということを繰り返してきました。
その結果、「悲しい」という感情と、「泣く」という行動がくっついてしまい、
大して悲しくなくても、もらい泣きなどをすれば悲しい気持ちになるようになっているのです。

同様に、「楽しい」という感情と、「笑う」という行動も一体化しています。
だから、たとえウソでも笑っていると、何だか楽しい気分になってくるのです。
行動を変えることで、気持ちまで変えることができるのです。

では、私たちは、自信があるときにはどんな行動をしているのでしょうか?

不安になってきたときには、演技でも良いので自信があるときの行動をしていると、
やはり心の中には、自信がふつふつとわいてきますよ。
そう。自信が持てないなら、作ってしまえば良いのです!

無意識のうちにとっている「自信があるときの行動」を、いくつかあげてみます。
不安感に負けないためにも、意識的にこのような行動をしてみてはいかがでしょうか。

◯ 濃く、大きな文字を書く。
◯ 笑顔になる。
◯ 胸を張る。
◯ 落ち着いて、最後まで相手の話を聞く。
◯ ゆっくり、大きな声で話す。
◯ 呼吸が深く、ゆっくりになる。

さあ、いよいよ入試本番。
試験会場には、笑顔で、胸を張って入っていきましょう!

偏差値20アップ指導法