最新記事 2019年07月04日

テーマ: 国語

修飾語問題の解き方【実践編1名詞を修飾】

こんにちは、太田 陽光です。

今回は、修飾語の問題が模試や入試で出題されるときの解き方について
その中でも、名詞を修飾するものについて書きます。

修飾語の問題で、模試・入試問題レベルとなると、答えの候補が複数ある場合が考えられます。

【例文】 [赤い] 色を した 大きな 屋根の ある 立派な 家に 住んで いる。
【問題】 「赤い」が修飾する文節はどれでしょうか。
前回の復習を兼ねて、修飾語の基本的な判断の仕方の確認をしてみましょう。
名詞(何)につながるのか?述語(どうする)につながるのか? 実際につなげて読みます。
赤い→何(が) 
赤い→どうする ×
「赤い」は、名詞を修飾するものだと分かりました。

では、この文章のなかにある、名詞を含んだ文節に、「赤い」をつなげてみましょう。
名詞を含んだ文節は3つあります。
赤い→色を
赤い→屋根の
赤い→家に
どれも名詞なので、つながりとしておかしいものはありません。
しかし、「赤い家」という表現では、「家全体が赤い」というような解釈ができ、
家の一部分だけ、屋根だけが赤いという意味と異なり、内容的におかしいと判断できます
このように、答え候補が複数あるときには、まず内容がおかしいか、おかしくないかを確かめます。

では残った2つはどのように判断すればよいのでしょうか。
それは、複数の文節をまとめて一つのグループとし、グループごとの関係を比べて判断すればよいのです。
そのときのポイントは述語(用言)で区切ることです。

例文に戻ります。
【例文】 赤い 色を した 大きな 屋根の ある 立派な 家に 住んで いる。
まず用言を含む文節を確認します。
「した」(動詞)
「ある」(動詞)
「立派な」(形容動詞)
「住んで」(動詞)
「いる」(動詞)

この中で、「住んで」と「いる」は補助・被補助の関係なので、
いったん一つの述語(正確には述部といいます)と考えます。

次に、述語の働きをしているかどうかを確認します。
すると、「立派な」が「家に」を修飾する、修飾語だと分かるので、外します。

結果この文は、
・赤い色をした
・大きな屋根のある
・立派な家に住んでいる
の3つのグループに分けることができると分かりました。

このグループ内で、まずは修飾語の答えを考えるのです

結果、「赤い」の修飾する言葉は
「色を」だと分かるのです。

いかがでしたでしょうか。
修飾語の問題は
①内容から判断する
②文を、用言を中心としたいくつかのグループに分けて判断する
ということを知っておきましょう。

次回は 修飾語問題の解き方【実践編 2用言を修飾】 を書く予定です。

修飾語の問題は、きちんと理解している人としていない人の差が大きい分野です。
今回を機会にぜひ理解できるようになりましょう!

最後までお読みいただき有難うございました。