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投稿日:2011年08月30日

テーマ: 算数

「ひどい”仕打ち”」

夏休み前後は学習相談の季節です。今後の学習方法や志望校選定など
親御様、生徒様と共に見通しを立ててゆきます。

他塾でも個人面談が実施され、秋以降のコースなどが設定されます。

他塾の批判は控えておりますが、最近、腹に据えかねることをお聞き
したので、書いてしまいます。ということで「基本を考えよう」は
お休みです。

けしてネタがなくなったわけではありません。念のため。




某中堅塾の通塾の生徒さん。一番下のクラスからなかなか抜け出せず、
夏期講習前の個人面談で、お母様が志望校などのご相談をしたところ、


  「そんな学校は知らない。」


で終了。後日その学校に関する情報などの連絡もなし。


  「解らない問題を聞いても、『そんな問題はやらなくていい』
   と言われ・・・、下位コースのあつかいはこんなものです。」


とお母様はこぼしていらっしゃいました。

その志望校は、偏差値こそ、それほど高くないものの、学習面や生活面に
おいて面倒見がいいことで評判の中学校で、特に無名というわけでも
ありません。


あまりにも塾の扱いがひどいので、お母様は結局、退塾することにしました。





ここからがまたひどい。


夏期講習が終了次第、退塾することを塾に告げると、そのクラスの担任は
生徒さんに向かって



   「お母さんに反発してみろ! 母親の言いなりで塾を
    このまま辞めてしまって本当にいいのか。」

   「お母さんと一緒じゃないと勉強出来ないのか。」 

   「この、マザコン が。」


と言っているそうです。




お母様は

   「これが退塾の”仕打ち”です!」

と嘆いておられます。



この担任の”仕打ち”によって、生徒さんのやる気は一気に低下、
親御さんのいうことも殆ど聞かなくなってしまって反発ばかり、
いやいやながら机に向かってる毎日です。



お母様からは


   「なんとか、やる気を出させるいい方法はないで
    しょうか。」


   「先生からもやる気が出るように言い聞かせて
    くれませんか」


と相談を受けていますが、正直、返答に窮しております。やる気と言う
のは、時間をかけてた信頼関係から生まれてくるものです。声をかけた
とか、テクニックではないのです。




それにしても、この”仕打ち”は一体何なんでしょうか。

とても教育に携わる者のすることとは思えません。