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投稿日:2017年12月14日

テーマ: その他

もうすぐ新学年!塾選びのコツ

皆様、こんにちは。
受験ドクター国語科の村岡です。

多くの学習塾では2月から新学年の扱いとなります。
ちょうどこの時期に、塾をどこにしようかとお考えの保護者様も多いのでは・・・
ということで、今回は「塾選びのコツ」について、お話ししていきたいと思います。
(あくまで私の経験談にもとづくものですので、あしからず・・・皆様の参考になれば幸いです。)

1) 大手塾か、地域密着型の塾か、はたまた個別・家庭教師か?

うーん、、、受験ドクターで勤めている身としては三つ目を押したい!(笑)
という冗談は置いておいて、ここはひとつ冷静にそれぞれのメリット・デメリットをお話ししましょう。

中学受験の塾選びのコツ

いろいろありますね。大雑把なくくりではありますが、この中でもまた塾によって「色」が異なります。
さて、肝心の塾選びにおいてですが、「何を優先するか」をまず明確にしましょう。
「どこがいい(あるいは悪い)」ではなく、「どこがお子さん、そしてご家庭の方針に合っているか」をし
っかりと見定めなければなりません。

たとえば、引っ込み思案なお子さんに対しては、競争環境がマイナスに働くことだってあり得ます。
負けず嫌いのお子さんに対して、競争環境がなかったら、きっと勉強の張り合いがなくなるでしょう。

そして、ここが個人的には重要だと思うのですが、「万人にとって100点満点の塾」がありえないよ
うに「万人にとって0点の塾」というのもめったにありません。どこを選んだとしても、それがお子さん
やご家庭にマッチしていれば、「最高の塾」になりえるということです。

大事なことは「お子さんを伸ばしてくれるか」、そしてそのために「お子さんのために何を考えてくれるか」
です

塾はあくまで、「夢の実現のためのツールである」ということを忘れないでください。名前が大事なの
ではなく、その塾のスタッフの行動が大事なわけです。そのためには体験授業に参加する、説明会
に参加するなど親御様の目で実際に見ることが重要です。

下世話な話かもしれませんが、学習塾に4年生から6年生まで通うと、約300万円程度と言われます。
車1台買うときに、適当に車見て選ばないですよね。デザインはもちろんのこと、乗り心地とか、装備と
か…様々検討されるはずです。そういう意味では、塾選びも同じように「実際その目で見る」ということ
が非常に重要なことだといえるでしょう。

2) 「ダブルスクール」という選択肢

意外にも、最近多いのがこれです。あまり堂々と「僕は、○○って塾と、◆◆って塾に行ってるんだ♪」
なんて言うことはありませんが、いわゆる「かけもち」は、最近の中学受験界においてはある種の「常識」
ともいえるでしょう。

「ダブルスクール」は、「地域密着型の塾」+「大手塾の特別講座」という場合や、「大手塾」+「個別・家庭
教師」という場合が一般的です。いずれの場合も、それぞれのデメリットを補う形で受講される場合が多
くなります。

メイン塾をどこに据えるかという問題はさておき、そのメイン塾を補完する、あるいはお子さんの強みを強化
するための塾として考えられるのが、「個別指導・家庭教師」と「単科塾」です。

個別指導・家庭教師は、当然ながらお子さんにジャストフィットした授業を提供することになります。メイン塾
での学習内容のキャッチアップから、強みを伸ばしジャンプアップするための内容まで、「オーダーメイド」
できるのが強みとも言えます。この個別指導、個人的には「時期・環境・目的」がそろったときに最も効果を
発揮すると考えています。特に「時期」・「目的」を見誤ると、入ったのに思ったほど効果がなかった…となり
がちです。ご入会の前に確認したり、直接ご担当の方に質問されることをお勧めします。

「時期」…「いつでも入れられる」というのが個別の特徴。短期集中という考え方も、アリです。
「環境」…メイン塾の学習がこなせている、あるいは個別を入れてもスケジュールが破綻しない。
「目的」…まんぜんと授業を受けても意味がありません。本当に必要かどうか、何のために個別を入れるの
か、これは絶対に考えなければなりません。

「単科塾」は、主に一科目のみで開講されている塾を指します。国語のみの塾、算数のみの塾などですね。
どちらかといえば、弱点補強の意味合いで開講されるケースが多いのが「国語単科塾」、一方で「先取り」、
「得意科目の強化」という意味合いで開講されるケースが多いのが算数単科塾です。
(必ずしもすべての単科塾がこのくくりに当てはまるわけではありませんので、あしからず。)

これらの塾を選ぶ際に重要なことは、「教材」そして「カリキュラム」です。中学受験範囲をきちんと網羅でき
るということは前提として、スピードが速すぎて消化不良にならないか、分量が多くて他の科目が圧迫され
ないかなどを親御様の目で確認されるとよいでしょう。

3) 最後に…塾との付き合い方

いままで「塾選びのコツ」として、塾の特徴やダブルスクールについてお話してきました。

最後にお話しておきたいのが、「塾との付き合い方」です。

親御様の中には、「先生にこんなことでお手を煩わせていいのかしら…?」とか「先生、お忙しいから…」
なんてことをお思いの方もいらっしゃるのかもしれませんね。

受験ドクターでは、学習相談などで様々な塾にお通いの方とお話しさせていただく機会に恵まれています
ので、よくそういったお話を頂戴することがあります。

そういうとき、私は「塾は使い倒すものです」とよくお伝えします。

塾はあくまでツール。(塾講師からすると)寂しい話ではありますが「通過点」にすぎません。
お子さんがもっともっと大きく飛躍されるための「足場」といってもいいと思います。
だからこそ、もっともっと活用すべきです。

しかし、お子さんだけで塾をフル活用する…というのはなかなか現実的には難しい話。
そこで親御様のアシストが必要になります。
たくさん話して、たくさん使ってください。
お一人で悶々とお悩みになるよりも、その方がよっぽどすっきりするはずです。

今お通いの塾があるなら、そのご担当の方に。これから塾を探そうかなという方は、身近な方に。
(もちろん、私ども受験ドクターの「学習相談」もご活用いただけたら、こんなにうれしいことはありません!)

悩みをぶつけることで、道が拓けることもあるのではないかな、と思います。

では、またお会いしましょう!

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