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投稿日:2009年10月15日

テーマ: ドクター通信 / ニュース / 受験情報

ドクター通信(10月号)

朝晩めっきり涼しくなり、過ごしやすい日々が続きますが、昨年来のインフルエンザが未だ蔓延しております。皆様どうか御自愛くださいませ。

 さて、2月入試まで残り4ヶ月。1教科を1か月で仕上げなければならない段階に突入しました。ただし、各教科を均等に配分するのではなく、苦手教科(それが算数であるならなおさら)に半分弱の時間を費やしてください。算数に不安がなければそこには理・社を充ててください。

 これから先は安心感を得るための塾通いではなく、確実に実利を得ることに徹した時間の活用が最重視されます。具体的にいえば今後の土日祝日の過ごし方が合否の鍵をにぎることになります。 土日祝日は朝6:00起床。途中10分の休憩をはさみ、2時間1コマ授業を夜10:00まで行うのが理想です。そうすれば食事などの時間を除いても確実に1日10時間以上の学習時間がとれます。優先すべきは「今の躓きはどの時期から発生したのか」と過去に遡り、躊躇することなくそこからの「振り返り学習」をじっくり行うこと。そのための十分な時間の確保なのです。ご父兄は家庭でお子様と相談され、綿密な「家庭学習計画」を立てていただき、「この計画を逸脱したなら合格はあり得ない」とくぎを刺されたうえで、本人からの自主的に取り組むという確約を得られましたら、あとは細かく口をはさむことなく、時間の管理と、学習に適した環境づくりに尽くしていただければと思います。(親の口出し量と成績はむしろ反比例しますし、親からの指示がなければ動かない生徒はどっちみち成功しません) 親御さんからの指示がなくなった以上、これからの展開の全責任は一人ひとりの生徒に委ねられます。是非、自分の力のみで合格を勝ち取らなければならないという覚悟を持ってください。加えて「何が最優先課題か」という取捨選択も自分で判断していきましょう。子供を信じる御父兄のもとでこそ、お子様は安心して学習でき、能力以上の成果を発揮します。忍耐のいることではございますが、それが出来るか否かは「受験生の親としての自覚と人間力」にかかっていると思います。