メニュー

投稿日:2016年11月18日

テーマ: 算数 / 理科

超猛暑で肌寒い?~摂氏と華氏~

みなさん、こんにちは。受験ドクターの安部公一郎です。

 

紅葉の秋。

秋 紅葉

先日は53.6度。

随分肌寒くなりましたねぇ。

 

えっ⁉

何言ってるの?53.6度?

猛暑超えてんじゃん!

 

いえいえ、

間違えてはおりませぬ。

華氏の話です。

 

???

 

日本では、温度は「摂氏」で表しますね。

アメリカでは、温度を「華氏」で表します。

 

摂氏0度が、華氏32度。

摂氏100度が、華氏212度。

 

どうにも馴染みのない華氏の世界。

では、いってみよー。

 

〈アメリカは常に暑いのか 常夏なのか〉

 

ずいぶん昔、

アメリカ旅行に行ったときの話。

 

テレビの天気予報を観て、

60度とか70度とか。

アメリカは怖いところだと身震いしたものです。

 

でも華氏70度は、摂氏21.1度。

快適~♪

 

摂氏と華氏の変換を身に付けて、

アメリカ行っても困らないようにしたいものです。

 

摂氏0度が、華氏32度。

摂氏100度が、華氏212度。

 

線分にすると、こんな感じ。

摂氏と華氏 線分

 

算数ブログらしく、

摂氏と華氏の変換式を一緒に考えていきましょう!

 

〈摂氏華氏変換公式〉

 

まずスタートが違います。

0と32。

 

さらに増え方も違いますね。

 

摂氏では、

氷が解ける0度と水が沸騰する100度。

その差は100。

 

華氏では、

氷が解ける32度と水が沸騰する212度。

その差は180。

 

摂氏が10度上がるごとに、

華氏は18度上がっています。

 

これを式にしてみると、

 

0度からの摂氏の上昇分 × 1.8 = 華氏の上昇分

 

となりますね。

面倒くさい式です。

 

さらにはスタートが違いますから、

32を足してあげる。

 

0度からの摂氏の上昇分 × 1.8 + 32 = 華氏

 

これで完成。

 

実際に変換してみましょう。

摂氏20度でやってみると、

 

20 × 1.8 + 32 = 68

 

先ほどの線分に入れてみると、

 

摂氏と華氏 線分2

 

いけてますね。

摂氏華氏変換公式完成!

 

摂氏華氏変換公式 【 摂氏 × 1.8 + 32 = 華氏 】

 

いやでも、

摂氏をわざわざ華氏にする必要は・・・

 

ないですね。

いいところに気付きましたね。

 

アメリカ行って、

華氏を摂氏に変換しないといけないんでした。

 

では逆算。

摂氏 華氏 変換

この式さえ覚えておけば、

アメリカ行っても怖いものなし!

アメリカ恐れるに足らず!

 

〈なんでアメリカ・・・〉

 

摂氏と華氏の話は分かりました。

 

でも、

世界中が摂氏を使っているのに、

なぜアメリカは華氏を使っているのでしょう。

 

実は温度だけではありません。

 

長さの単位、

世界中でメートルを使っているのに、

アメリカはヤード。

重さの単位、

世界中で㎏を使っているのに、

アメリカはポンド。

 

なんて自由な国なんでしょう!

自由の国アメリカっすか。

まったくもう。

 

今宵はここまで。

ではまた。

算数ドクター